間違えるところでした MICHAEL CARVIN

ラルフ・ピーターソン・ジュニアが一番影響を受けたドラマーがマイケル・カーヴィンだそうであります。アメリカの現場で活躍しているのでしょうが、あまりアルバム参加がないように思います。マルサリスがプロデュースする、そういう人と新人のアルバムです。
３曲目でマルサリスが吹きますが、以外は新人のMarcus Stricklandという人です。ピアノも新人のCaltion Holmesという人です。最初,車の中で聴いたときはこれはだめだと思いました。テナーの音が伝わらず、テンポが何故か遅い、それに加えてピアノはおとなしすぎるしドラムも目立たない。不満が高じてツタヤに別のアルバムを借りにいったくらいです。
ところが、ここまで不満があからさまなのは、聴くこちらに問題ありの時があります。翌日は休みで、家人が出かけたので、メインのオーディオで音を大きくして聴きました。テナーのMarcus Stricklandですが、伸びやかな音で、自信に満ちたプレーと認識しました。前日はひどいと思った５曲目“Night in Tunisia”もためた演奏で心がこもっていて、よいのです。印象薄いピアニストCarlton Holmesも良いフレーズを入れています。７曲目の“You Go To My Head"など素晴らしいバラッドに聴こえます。
これほど音量の違いで良さが気がつかないアルバムもめずらしいと思いました。
５曲目のチャールス・ロイドの“forest flower”など、カーヴィンのタイムが合ってないと思いきや、大きな音で聴くと、ためにためたぎりぎりのタイミングで驚きます。いやいや間違えるところでした。
jazzアルバムは怪しいと思う場合はきちんと聞きなおすべきですね。私、このサックス好きになりました。
Marcuus Stricklandは、このアルバムでは曲調が似ていて断言できませんが、Ｊ・コルトレーンを好きな人にはおすすめです。音色がとても良いと思いました。

MARSALIS MUSIC HONORS MICHAEL CARVIN

MICHSL CARVIN drummer
Dezron Douglas bass
Carlton Holmes piano
Msrcus Strickland saxophone

1 I'll Remember April
2 THe Lamp is Low
3 Prisoner of Love/Body And Soul
4 In Walked Bud
5 Forest Flower
6　A Night in Tunisia
7 You Go To My Head
8 Hollo,Young Lovers