JAZZ最中

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個性がすごい HENRI TEXIR / (V)IVRE

2006-07-04 20:44:25 | 聞いてますCDいいと思う
H・テキシェは昔から注目を集める話題性のあるベーシストですね。2004年録音のこのアルバムもそれに入ります。2sax,1TROMBONE,GUITER,BASS,DRUMSのSEXTET、かなり重厚なサウンドが想像されます。片手間では聴けないのでたまには集中しましょう。
1曲目13分を超える大作でバリトンのリズムにかぶさるトロンボーンソロは、リベレーション・ミュージック・オーケストラのハワード・ジョンソンのチューバにかぶさるラズウェル・ラッドだし、ハードなギターはラリー・コリエルを思い出させ私好きです。曲調のベースがトルコ風、もしくはジプシー風で似た感じに出来ています。
2曲目も7分、アルト、ソプラノに張りのある高音域のトロンボーンがからみ、牧歌的な和んだ雰囲気をつくりだします。ギターソロでは渡辺貞夫のパストラルのイントロを思い出し、なおかつソプラノがからみ雰囲気にています。
3曲目、クラリネットとギター、4曲目はアルトとバリトンがドラムとのアブストラクトな1分半のかけあいです。耳には厳しくないけれどこれぐらいの長さうれしい。
5曲目、DANCE REVOLT アフリカを想起させる出だしで、クラリネットのソロ、リズムはアラビア風です。
6曲目はテキシェのアルゴに無調のアンサンブルの和音がかぶさります。
7曲目、よりフリーキーな音になりますが、リズムはインデアンみたいでアルトのフリーキーな音がチンドン屋を想像させます。8.9曲目もアブストラクトな短い曲。長い曲はテキシェが作曲、編曲をしっかりして演奏し、短い曲はメンバーが持ち寄ったテーマを即興した感じです。
11曲目でまたチンドン屋を思ってしまうところ、フランスにはチンドン屋はないのでしょうがありません。面白いアルバムだと思います。
私としては、1~6曲だけを真剣に聴いたほうが面白いと思いました。

(V)IVRE / HENRI TEXIER

SEBASTIEN TEXIER Cl AS ACL
FRANCOIS CORNELOUP BS SS
GUEORGUI KORNAZOV TB
MSNU CODJIA Guiter
      CHRISTOPHE MARGUET Drums
HENRI TEXIER Bass

1 OLD DELHI
2 LADY BERTRAND
3 TOO LATE TO BE PASSIVE
4 LIGHT HOPE
5 DANCE REVOLT
6 GANDHI
7 BLUES FOR L.PELTIER
8 SILENT REVOLTE
9 LUDIQUE REVOLTE
10 DECENT REVOLT
11 BLACK MARCH REVOLT


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