今年のというか近年の最高のイベントがパリ行だった。パリの雰囲気が味わえるかと、タイトルにパリの入ったDVDを二つ借りてみた。
一つがこれで2022年フランス・ベルギーの合作映画。
26才のバレリーナの主人公、エリーズを演じるのはパリ、実際のオペラ座のプルミエール・ダンサー、マリオン・バルボーという人。バレエを始めストリート・ダンスやコンテンポラリー・ダンスなどダンスの場面がおおくて、ダンス好きにはは楽しいと思う。
恋人の裏切りの動揺から舞台で足をねん挫し医師からは踊れなくなるかもしれないとつげられたエリーズが、新しい道をつかんでいく物語。
クラシック・バレエにすべてをかけてきた主人公の喪失感が重いから。そこからの回復過程が丁寧に描かれていると思う。
早くに亡くなったバレエに導いた母親との情景や、3姉妹の愛情表現ができない、弁護士の父親との会話、芸術家を愛するロッジの女経営者との会話など、見終わった後に振り返ると良い場面がたくさんある映画だと思う。
もう一つ、批判をかうかもしれないけれど、主人公の驚異的な足の長さとおしりの形を観るだけでも素晴らし。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます