JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1965年 ジャズ・ロック AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL / JOHN HANDY

2021-04-08 09:01:54 | 聞いてますCDおすすめ


「ジャズ・ロックのおかげです」という27年前の本をよんでいたら、ピーター・バラカンがジャズ・ロックのお勧め15枚のうちの1枚にこのアルバムを揚げていた。もっていないけれど、当時凄く人気があったと覚えていて、無性に聞きたくなってポチッたら1,000円で助かった。
バラカンが最初に「このアルバムが、果たしてジャズ・ロックかどうかわからないのだが、・・・とにかく、これは”普通の”ジャズとは明らかに違う。」といっている。
今度手に入れてきいてみて1965年の演奏という事を考えると、確かにこれは”普通”じゃないと思うこと理解できる。
モンタレーでチャールス・ロイドがフォレスト・フラワーを吹いたのは、この翌年だ。マイルスがイン・ザ・スカイを録音したのはその2年後、このアルバムににも参加しているバイオリンのMike Whiteが入ったフォース・ウエーもその年出来たことを考えて、このアルバムをきけば、モンタレーが騒然としたと思う。
ミンガス・バンド出身のハンディだけれど、ミンガスのところのアルトというとどうしてもチャーリー・マクファーソンやドルフィー、ジャッキー・マクリーンが思い浮かんでしまって、分が悪い。
2021年でも88歳で健在だそうで、すっかり忘れてしまっていたけれどこのアルバム、当時の熱気がよみがえって嬉しくなる。
バラカン氏がジャズ・ロックというのは、1965年のこのとしに、ドラムスとベースにこのようなリズムをとらせて、ソロ廻しをしているろころがロックの熱気に通じるからなんじゃないだろうか。
まだ25歳のJerry Hahnがギターを弾いているのはこれはまるで覚えになかった。
フュージョンとかの始まる前、各自のソロ廻しで熱くなっていくのをきいていると、これはジャズ・ロックで良いと思う。

AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL / JOHN HANDY

John Handy (as)
Mike White (vn)
Jerry Hahn (g)
Don Thompson (b)
Terry Clarke (d)
Recorded: Live at the Monterey Jazz Festival, September 18, 1965.

1. If Only We Knew (27:29)
2. Spanish Lady (19:31)





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桜が貴殿とともに HANAMICHI... | トップ | 絵日記 圧巻の色彩  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

聞いてますCDおすすめ」カテゴリの最新記事