
一昨日聞いたコリン・ウォルコットがシタールで参加しているアルバム「Cycles」が大好きな、デヴィッド・ダーリングの持っていないアルバムがあったから拾ったけれど、こちらも古いECMだった。
「Cycles」が1981年の録音でウォルコットは3年後に亡くなってしまうけれど、こちらの「Cello」は「Cycles」から11年後のアルバムとなった。
「Cycles」が良かったけれど、ダーリングはこの「Cello」の後のケテル・ビヨルンスタとのデュオが私としては一番マッチしているように思う。
その後ダーリングは再びECMから離れってしまい、アンヴィエントのようなアルバムを作るようになっているから、このECMもコレクター的には必要かもしれない。
1曲目、広くゆったりした宗教音楽的な響きで始まります。
2曲目、ハーモニーが鳴り渡って多重録音しているのですが、何重に録音しているのでしょうか。4重は聞こえます。
3曲目エレのチェロも使ってちょっとダークな雰囲気、この暗さはダーリングの特徴の一つのような気がします。
その後はゆったりしたチェロと多重のハーモニーでダーリングらしい派手ではないダーリングらしいアルバムが加わりました。
考えてみればなんだか同じところでずっとつながっているような気がします。
Cello / David Darling
David Darling Cello
Recorded November 1991 and January 1992.
1. Darkwood1
2. No Place Nowhere
3. Fables
4. Darkwood 2
5. Lament
6. Two Or Three Things (For Jean Luc Godard)
7. Indiana Indian
8. Totem
9. Psalm
10. Choral
11. The Bell
12. In November
13. Darkwood 3
David Darlingって完全にアンビエント・ミュージック化しているとは思いますが,何とも抗いがたい魅力を持った人ではありますね。ECMを離れてしまったのは残念ですが,ある意味ではECM New Seriesができる前の,クラシカルな響きを一番持っていたのはこの人かもしれませんね。
ということで,古い記事で恐縮ですがTBさせて頂きます。件の記事にはmonakaさんから"Cycles"のTBを頂いていました。
アメリカでのダーリングはいまいち解らないで、ですから最近とんとご無沙汰ですが、昔のを見つけて懐かしい感じでききました。