アウトロー・オーシャン イアン・アービナ 著 黒木章人 訳

完全フリーになったらもっと本が読めるかと思っていたけど、まるで真逆で読む量が激減した。大好きなシリーズものでも、最後を橋折ったり、去年の１０月に買った上下巻物もまだ半分近く残って停滞している。
図書館から借りたものは期限があるから、こちらに移った。本へに集中力が衰えたのは事実で、上下２冊同時にそろってしまってこれは読みけれないかもと読み始めました。ところがこれが面白い。４日ぐらいで上巻を読んでしまいました。
内容は海のうえで起きたいろいろな出来事のレポートになっている。最初の「嵐を呼ぶ追撃」は指名手配を受けている違法操業船とシーシェパードの船との１００日以上に及ぶ追跡劇。著者も実際追跡船に乗り込んでレポートしているから迫力満点。と思えばイギリスの公海上に建造された砲台のための塔を勝手にシーランド公国としてしまった話。そして「違法常習者の船団」では小説「蟹工船」かと思われるようなレポート。にわかに信じれれなくて、ネットでみれば、その会社、韓国で海洋事業を大々的にやっていたり、ＳＤＧｓってどこにいっているのかと思ってします。どの記事も２０１０年代、本当のことだ。ニューヨーク・タイムズ誌の記者である著者、実際にその現場からのレポートはジャーナリストの魂を強く感じる。

大赤字

亡くなった義兄の持っていたCDとレコードの処分をひきうけた。車に積んで引き取るときにこれもといって出されたレコードがある。
これはちょっととは思ったけれど、これはダメともいえないので引き取ってきた。
それがこれ

　　　

こんなのもある。

　　

全部で9点、箱の中にレコードが５枚から１０枚入っている。
これは目論見の買取店　D　じゃ無理かなと思う。昔、クラシック名曲集みたいな全４０巻ぐらいのをお茶の水に持ち込んだけれど断られた経験がある。
その時、どうしたかというと、こちらは全国展開の　B　に持ち込んだら買ってくれた。
レコードの取扱店はちょっと遠いけど、車で高速を使っていきました。５０分査定にかかりますというので、なんとか時間をつぶしていきました。
なんと　　３９５円！

９点で３９５円、レコードとしては７５枚ぐらいあったから、レコード１枚５円ちょっと、これならだれかに挙げた方がよかったとおもいながらも、貰い手がないか。
やれやれ、もう一つやれぐらいで帰ろうと駐車場での駐車料金が６００円。　高速も使ったからこの時点で５８５円の赤字。ガソリン代はいれていない。
あーあ「と思いながらナビに従って家路。ナビ通り走ると、昔好きだったケーキ屋さんの前に出た。ここら辺は最近来ることがない。個々のモンブランが大好きだったから、それも入れて３っ、久しぶりに買いました。それが１、５９５円。
家に帰り着いたのが５時近かったから３時間ぐらいの労働代はもちろんななし。

ということで、NHKの「名曲アルバム」の処分で２，１８０円使ってしまった。

久しぶりの、モンブランはおいしかったです。

お誕生日おめでとうございます。 SADAO WATANABE / SADAO WATANABE

渡辺貞夫のアルバムはすべて手に入れようとしたことがある。今はそのような気はないけど、持っていないものを見れば手に入れるかどうかを考える。初リーダー・アルバムだそうで１９６１年８月の録音。これは持っていたいというか、聞いておく必要があるように思った。
改めて渡辺貞夫の凄さがわかることとなった。１９３３年2月1日生まれだから今日で８９歳、おめでとうございます。
そしてこのレコーディングは２８歳、翌年バークリーにいくから、置き土産的な発想だったのかもしれないけれど、これを作ってくれてよかった。

１９６５年に帰国して、１９６６年１１月に録音した「ジャズ＆ボッサ」や翌年録音した「マイ・ロマンス」「ボサノバ・コンサート」と聞き比べられて楽しい。



　　　

帰国後の演奏のほうが自信に満ちた演奏なのは当たり前だけれど、このファーストの２曲目”Romanade”のフレージングなどは、全盛のころと変わらないように溌剌としている。６曲目の”M & M”はオリジナルで、その後の名曲たちを予見させるもので貴重だと思う。
こうして、聞き比べをはじめれば、菊地雅章、富樫雅彦、原田政長という今になっては信じられないようなメンバーの演奏の演奏のほうに行ってしまった。
とはいっても、このアルバム、スタートとなったもの、ありがとう。

SADAO WATANABE / SADAO WATANABE

渡辺貞夫 (as,fl)
仲野彰 (tp)
八城一夫 (p)
原田政長 (b)
猪俣猛 (ds)
長谷川昭弘 (ds)

Del Sasser
Romanade
Now's The Time
Just In Time
Greasy
M & M
Amen
My Elegy