JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ありがたい、お祝いの日

2023-09-11 11:38:53 | その他
歳を重ねると、お祝いをしてくれる年がある(毎年それぞれに誕生日は祝ってもらっている)。オクサンとこちらは同じ年にうまれているので、二人一緒にと息子たちがお祝いの席を設けてくれた。

電車で都心へ 

  

お店はしっかりと秋の模様、庭に出ることもできました。 



さてお祝いの料理



寄せ焼き茄子と北海道毛蟹 松茸 とんぶり 彼松葉素麺 生姜餡



御祝い赤飯 夫婦田作り 紅白結び ごま塩



御祝椀  松茸だけの土瓶蒸し 酢橘



御向付 旬の恵み 四種 お祝いの芽もの色々 山葵 土佐醤油



御家喜物 いい軸の葉堤焼 鱸味噌 無花果 錦熟成豆腐(柿・菊花・いぶりがっこ・蕪)



御進肴 鱧ぷらむ梅肉 白芋茎 つる紫の花 茗荷子 玉葱の餡かけ



御食事 鯛の釜炊きごはん 青銀杏 赤出汁 香の物 蛸巻き海老と舞茸 藻塩



辻利一本店の抹茶とかき氷



和梨のかき氷



みんなはこっちのデザート

大変すばらしい食事をいただいて、庭でみんなで写真を撮ったり、楽しいひと時。
ちょっとミーハーなオヨメサンの希望でだいぶ歩いて着いたところがこちら。



結構な人込みで、上野ところだけ撮りました。



今年はもう一人天使が降誕して、次のお祝いは10人で祝えるかな。



お祝いも別に頂いて、申し訳ないような、ありがたい、ありがたい一日となりました。







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僕の音楽物語(1972-2011) 平野 肇 著

2023-09-09 17:59:06 | 


”名もなきミュージシャンの手帳が語る日本ポップス興亡史”と副題のついた本、図書館で見てまんざら遠い話でもないような気がして借りてきた。
平野氏は1951年生まれ、大学在学中より荒井由実のバックバンドのドラマーとしてプロ活動、その後吉田拓郎、五輪真弓、岡林信康、ふきのとう等のレコーディングやライブに参加した。推理作家でもある。

氏の学生時代からつけててた、メモ程度の記録から氏の音楽生活を振り返る。
本の下のところに、登場した物(ギターとか)や人たちのアルバムの写真が掲載されていて、それを見ていて懐かしくなって借りた。

そうしたら、こちらもいくつか記憶がよみがえってきた。ハッピー・エンドにいた鈴木茂は、我が学校で、ギターがうまくて有名だったな。
ゼミの友人が「もとまろの『サルビアの花』の出だしのコードは俺が作った」って言ってたなとか。
もっとずっと前のでは、小室ヒトシの作ったバンド、PPMファローズのベースの吉田さんは近所の人で、兄の友達のお兄ちゃんだった。

荒井由実の「ひこうき雲」が1973年かぐや姫の「神田川」陽水の「氷の世界」も73年で、そのころからこちらはジャズの世界中心になるので、書いてあることはわかるのだけれど、あまり実感がなくなる。

ということでほとんど最初の部分はよめたけれど、ざんねんながら半ばからは読み切らない、裏話もあるから、興味が続いている人には面白いと思います。
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超驚き MOONDOG / KATIA LABEQUE

2023-09-07 10:01:29 | 聞いてますCDおすすめ


まるで知らないのバッタリ出会って、なんだコリャと驚いた。
まず出会い方はサブスクでクラシック系の奏者を選んだ。フランスのラベック姉妹というピアノ・デュオ、クラシックの演奏があ並んでいるけれど、ちょっと軽めのネオ・クラシックというところか。そこで並んでいるアルバムで一つ、ジャケもタイトルも面白そうなので、ちょい聞きして買ってみた。これはどうやら姉のカティア・ラベック(Katia Labèque、1950年3月11日 - )のアルバムのようだ。カルテットのえんそうで、共演がエレベやパーカションになっている。
そして届いたアルバムを見ると、なんと発売はクラシックの名門、ドイツ・グラムフォンなので驚いた。基本クラシックのアルバムなのでしょうか。
そして調べて驚いたのがカティア・ラベック、ジョン・マクラフリンのオクサンだったということ。
面白そうなジャケでタイトルが「ムーンドック」月に吠える犬かなと思っていたらこれが作曲者の名前、だからこのアルバムムーンドックという人の曲集ということになる。これは自分の無知に驚いた。
もちろん調べて ルイス・トーマス・ハーディン(Louis Thomas Hardin、1916年5月26日 - 1999年9月8日)という人のことで、ムーンドックという呼び名で、ニューヨークで20年間、バイキングのような風体で路上生活をしていたそうです。

そして共演のエレベはイタリアのベーシスト、デビッド・チャルミンは、フランスの作曲家、プロデューサーでトリオトリプルサン(知らないけれど)のメンバーだそうです。

とまるで知らないところからだいぶ近づいてきて、聞き出しました。
1曲目タイトルが” Lullaby ”だけどそこは路上生活者、町の音に取り囲まれたララバイ。エレキにコーラス、これはクラシックとはちょっと違うけれどそこが現代ミュージックでしょうか。
2曲目ちょっと打ち込みサウンドも入れているのでしょうか。
3曲目”Bird’s Lament”パーカションにエレキ、シンセのリズムでヴォイス、これってなんかUKジャズの感じです。
4曲目もギターとパーカションのリズムにコーラスが被さっていくサウンド、ムーンドッグってポップ・作曲者なのかと思います。
5曲目はベースがラインをつくり、そこにピアノがメロディをつくるちょっとオルゴールを思い出す音楽。
そして6曲目”.Bumbo”出だしからエレキ・ギターのカッチングにピアノが対応していく展開、おやおやこれってプログレッシブロックじゃないの。ガッと頭を叩かれる驚き。おいグラムフォンなんだぜ。プログレやってるぜ。
ということで完全に驚かされた。こんなのがあるのだ、まだまだ驚きに満ちた出会いがあるのですね。

知らなかったのは、私だけかもしれませんが、ぜひ知らなかったら驚いてさい。”Bumbo ”演っている映像があるので張り付けておきます。
驚いて。



MOONDOG / KATIA LABEQUE

Electric Bass – Massimo Pupillo
Electric Guitar, Vocals, Synth, Electronics – David Chalmin
Percussion, Drums, Electronics – Raphaël Séguinier
Piano – Katia Labèque

1. Lullaby (2 West 46th Street) 4’22
2. Oboe Round 5’26
3. Bird’s Lament 4’45
4. All Is Loneliness 6’33
5. Elf Dance 3’16
6. Bumbo 3’25
7. To A Sea Horse 1’49
8. Tugboat Toccata 4’45
9. New Amsterdam 6’36
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ほどよくニュー・ジャズ World Construct / Matthew Shipp Trio

2023-09-04 16:07:41 | 聞いてますCDおすすめ


間違えてアルバムを買うことがある。突然出会って、感動したMatthew Bourneと間違えてMatthew Shippのアルバムを買ったことがある。



決して悪いアルバムうとはおもわなかったけどわすれていた。今回前衛を聴くのもいいかなと、また間違えてMatthew Shippのアルバムを買ってしまった。失敗かというとこれは正解、そもそもマシュー・シップは60歳を越えたピアニストで一貫した音楽を貫いたいると思う。
今回のメンバーも実は間違えた前作と同じメンバーで演奏。
前衛っていう定義、この頃では解らない範疇にはいっているかもしれない。何が前衛という回答を改めて知りたい。
このアルバム、とにかく理知的、悩むことがない。メンバーはお互いを知り尽くして、どの音が出てくるかも想定済みに思う。
2曲目の和音と単音のながれは、範疇分けすれば前衛ではないと思う。
3曲目低音の変形は音に安定をつくっているから、これは前衛のジャンルかとも思う。
ここら辺まで、先般、アメリカーナの現代ピアノとしてShani Dilukaを記事にしたけれど、それにとても近い音楽のように思う。
4曲目、結構攻撃的なベースに始まって、こちらはニュージャズの範囲。
5曲目はシンバルの音から、静寂がテーマだろうか。
そして7曲目、来ました破壊的なガッガンとフリー・ジャズ・ピアニストとしてこれはやっておきたい。
8曲目はピアノ、ベース、ドラムスとそれぞれがパターンをもったこれも聴きやすい曲。
9曲目はベースがメインのスピリチュアルな曲、10曲目はモーダルな曲
このCD、あのESPからでたもので、まだ続いていたのですね。



メンバーもいかにもパンデミックのなかという感じ。
最終曲は10分超えの” World Construct”。パンデミックのなか、ニュー・ジャズを演奏する人たちの主張なのでしょう。

熱い夏にニュー・ジャズを聴くがテーマでしたが、あまりニュー・ジャズは強くなく、程よくといったら失礼になるのでしょうか。

World Construct / Matthew Shipp Trio

Matthew Shipp, piano
Michael Bisio, bass
Newman Taylor Baker, drums
Recorded by Jim Clouse 4/15/2021 at Park West Studios, Brooklyn NY.

1. Tangible 1:46
2. Sustained Construct 2:42
3. Spine 4:15
4. Jazz Posture 8:26
5. Beyond Understanding 5:13
6. Talk Power 3:35
7. Abandoned 5:41
8. A Mysterious State 7:11
9. Stop The World 4:52
10. Sly Glance 4:11
11. World Construct 10:20

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黒い仏 殊能將之 著

2023-09-02 16:37:36 | 


「本の雑誌」でどんでん返しの本を紹介していて、そのベスト1位になっていたので借りてみた。
日本のミステリーをよむのは、実に久しぶり。前がなんだったか完全に忘れている。
作者の殊能將之という人のこともまるで知らないけれど、2013年にすでに亡くなっているのですね。
予想に反して読みやすい文でページが進むのが早く安心した。
主人公の探偵が石動戯作と書いて、いするぎぎさくという名だそうだけれどちょっと面倒くさい。”ついにミステリは究極の名探偵を現出せしめた!”と帯にあるけれど八割がた読んだけど、その気配はまるでない。
そしてよみおわったけれど、最後までなぜ名探偵かわからない。
どんでん返しの方も、コリャなんだと思う方法で、チャブダイひっくり返しの返しだった。
ベスト1位になるにはこれほどじゃないといけないのか、「本の雑誌」の信用はこれくらいか。
ジェフリー・ディーヴァーが一位に決まってるじゃないか。
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