今、ロボカップジュニアの年間のサイクルの中では、何も動かない時期かと思います。
世界大会が終わって、次の年度のノード大会が始まるまでは・・・
来週の月曜日には、関東ブロック総会が開催されるので、何か新しい情報を聞けるのではないかと期待しています。
で・・・私が興味があるのは以下の2点です。
・2016年ルールで実施するのか? 2017年ルールで実施するのか?
・高性能バッテリーの規制や制限をするのか?
ここのところ、前年のルールで競技を実施しています。やっぱり来年も前年ルール(つまり2016年ルール)で実施するのでしょうか!? 私としては、2016年ルールでやると、前年度に世界大会に行ったチ-ムが有利になり、「世界大会に行ったチームが勝ち続ける」という状況になるので、公平で無いのではないかと言う意見です。(M&Yは、このおかげで、何度も世界大会に行かせてもらいましたけどね 笑)
おそらく、新年度のルールで競技をやるには、(ルールの公開から競技会までの)時間が短すぎるという意見が有るでしょうが・・・それは参加者全員が一緒なので、公平性は保てるかと・・・
さて、もう一つが高性能バッテリーの規制や制限についてです。
今年のジャパンオープンでは、高性能バッテリーについて様々な規制や制限がありました。Li-Feは良いけど、Li-Poはダメとか・・・高性能バッテリーを使うチームは、競技の時に安全メガネ(ゴーグル)を装着するとか・・・高性能バッテリーの充電は決められた場所で行うとか・・・
運営者もチームメンバーも大変でしたねぇ。(笑)
ところで、世界大会の方では、そんな規制や制限は一切ありませんでした。
で・・・来年(2017年)は、世界大会を日本で開催します。
もし、高性能バッテリーの規制や制限が来年も同じように実施されると・・・
ジャパオープンでは規制されるけど、世界大会では規制されない。
という、なんともチグハグな運営になります。
個人的には、日本は過保護だなぁ・・・と思うのですが・・・
ジャパンオープンと世界大会の違いは何か・・・というと、いろいろあるでしょうが
一番大きなのが NOTICE ON RISKS AND DAMAGES & AUTHORIZATION OF IMAGE AND VIDEO USAGE ではないでしょうか?
ロボカップの大会に参加するときには、いつも「メディア露出許諾書」にサインして提出しますが、世界大会では、それに加えて「何が有っても自己責任」という内容が含まれています。
これが、「自分で考えて行動する」につながっているのでは無いでしょうか!?
もう、極端な話、どんなバッテリーを使っても良いけど、すべて自己責任です。もし、貴方のチームのロボットのバッテリーが爆発して、他人にけがを負わせたら、一切の損害賠償は貴方がしてください。ということになれば、「じゃあ危ないバッテリーは使うのをやめよう」と考えませんかねぇ・・・(考えないか・・・)
まあ、どういう運営ルールになるか、楽しみにしています。