はてさて、今日はレビューではなく、本そのもののお話をさせていただく。
これはわたしめにとっては、皆さんがよくお書きになっている「私生活の暴露記事」とほぼ同じものであ~る(ノω`*)
ええと、フランツ・カフカが好きなので、池内紀さんが編訳している岩波文庫が“愛読書”といえるレベル。
いつでも気が向いたとき手に取れる範囲に、短篇集、寓話集が2セット(つまり4冊)置いてある。
20世紀文学のうち、プ . . . 本文を読む
■木村榮一「ラテンアメリカ十大小説」岩波新書(2011年刊)
古書店にあったので、何となく手に取った。
いかにも新書らしく、平易なわかりやすい文章となっているためすらすらと読めてしまった。かなり物足りなかったけれどね(*^。^*)
それまで読んでいた本、ギッシング「ヘンリ・ライクロフトの私記」を、あっというまに追い越した。
「ヘンリ・ライクロフトの私記」は文字が小さいため、まあ何とか読んではい . . . 本文を読む
2冊つづけて読んだけど、最初はつぎの本だった。
別冊 NHK 100分de名著「ナショナリズム」
こちらはつぎの4つのテレビ“講演”が収録されている。
1.大澤真幸「想像の共同体」(ベネディクト・アンダーソン著)
2.島田雅彦「君主論」(マキャベリ著)
3.中島岳志「昭和維新論」(橋川文三著)
4.ヤマザキマリ「方舟さくら丸」(安倍公房著)
社会学者大澤真幸さんの講演(TVは見ていない)はお . . . 本文を読む
■池田清彦「進化論の最前線」インターナショナル新書(集英社) 2017年刊
池田清彦さんの本はいくつか持っていて、これまで読みかけたことがあるけど、なぜか最後のページまでお料理をおいしくいただいた覚えがない。
ファーブルの「昆虫記」の新訳をお出しになっている。それはそれで、2-3冊は手許にあったはず。養老孟司さんとの対談だか座談会もあったなあ(´Д`)
この人のお書きになるものは、牽引力が少し弱 . . . 本文を読む
■「新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか」 (小学館新書 2017年刊)
ことばをつくり出す。
思索の旅のさきに、これまでに存在しなかった概念に到達したとき、人間というのは、新しいことばをつくり出すことになる。
福岡ハカセの「動的平衡」はその典型といっていいだろう。※註1
小学館新書の「動的平衡」は、1、2、3と3巻あり、前回取り上げたものが2で、今回のものが1にあたる。本来は1から読む . . . 本文を読む
まさに知的興奮満載!
■福岡伸一「新版 動的平衡 2 生命は自由になれるのか」小学館新書(2018年刊)
新しくやってきたこの本が、3-40冊はあるほかの本を押しのけて、目前に躍り出てきた。
軽く斜め読みしたり、あとがきを読んだりして、読書の優先順位がさだまってゆく。途中まで読んだのが、2冊ある。
養老先生つながりで、福岡伸一ハカセへの興味が再燃した(^^♪
以前、新書大賞・サントリー学芸賞 . . . 本文を読む
(神田の喫茶店ルオー 2017年5月撮影。愛煙家天国として有名だけど照明はくらい。)
書籍は年々読まれなくなっている。
そういった現象に抗うように、わたしは書籍、つまり本を買い、読んでいる。「こんなにたくさんの本、読むつもりかね」
と、ボケがひどくなる前の母が、わたしの家にきてはよく口にしていた。
何か所もある書棚からあふれた本、本、本。平積みされた本は、読みたくなってさがそうとし . . . 本文を読む
■「“女らしさ”の文化史―性・モード・風俗 」(中公文庫 2006年 原本は1999年「<女らしさ>はどう作られたのか」法蔵館刊)
ちぎっては投げ、投げてはちぎり(´Д`)
このところ本のつまみ食いがつづいていた。
はやく抜け出したいのだけれど、気が散って・・・気が散って仕方ない。
この1か月ほどで、新刊書・古書を合計し、40冊前後の本が手許にやってきた。
そしてようやくめぐり遭った、小倉孝誠さ . . . 本文を読む
(別冊太陽「司馬遼太郎」左側にいるのは「街道をゆく」の相棒・須田剋太画伯)
司馬遼太郎さんは、30代のはじめころ、熱中しかけたことがあった。
「空海の風景」
「項羽と劉邦」
この二作の長編に、心をがっちりつかまれてしまい、数年後ふたたび読み返した。
司馬さんといえば、「竜馬がゆく」「坂の上の雲」がベストセラー&ロングセラーの坂を、21世紀となった現在でも走りつづけている。
総発行部数が . . . 本文を読む
昨日は30℃超えの暑さの中、義弟に手伝ってもらって150坪ほど草刈、今日は約300坪除草剤散布。
さらに立木の茂りがこうるさいレベルなので、チェーンソーを買って、伐採作業を予定している。どちらも男の仕事なのだ。
午後はぐったりして日陰に止めたクルマで司馬さんを読んでいた。
読みだすとあれもこれもと気になってくる( -ω-)
司馬さんの代表作は大長編(「翔ぶが如く」などは全10冊)が多いが、ど . . . 本文を読む