ロサンゼルスから一時帰国した娘が、肺炎のため順天堂大学病院7階に入院。それを見舞いに新浦安まで出かけた。病室の窓から見下ろすと、川辺に十数隻の漁船が繋がれていた。
「青べか物語」に描かれた浦安の旧市街はどのあたりだろう。往時をしのばせる、なにか手がかりが残っているのだろうか?
人を待ちながら、ゆっくりと娘との会話を楽しんでいるうちに、浦安に黄昏がせまってきた。空には美しい月。そしてTwilig . . . 本文を読む
正岡子規にこの書があるのを知ったのは古いが、いつ買ったのだろう。文庫本の奥付を見ると、こうある。
1927年7月10日第1刷発行
2005年5月24日第50刷発行
これで推測するかぎり、2005年の秋あたりに買ったのではないか。
とすれば、読もうと思ってから、読み終わるまで、2年かかったことになる。その大部分をベッドのなかと、電車のベンチで読んだ。恐るべき本である。読みはじめるまえ . . . 本文を読む