二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

中村真一郎「この百年の小説」

2008年01月15日 | エッセイ(国内)
 中村真一郎(1918~1997年)の著書を読むのははじめてであったから、netでその略歴を調べてみた。  東大仏文科出身。戦時中、定型押韻詩を旗印に、福永武彦、加藤周一らと「マチネ・ポエティック」を形成したが、当時の詩壇からは白眼視された。このころ堀辰雄の知遇をえて、プルーストら西洋文学を日本に紹介するとともに、知識人の問題を追求する小説を書いた。フランス文学とわが国の王朝文学に造詣が深く、その . . . 本文を読む
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