二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「私の死亡記事」

2008年01月13日 | エッセイ(国内)
 書棚を眺めていたらふと眼にとまり、読み出したらやめられず、イッキ読みした。  本書奥付を見ると「2004年12月」とあるから、約3年前の刊行。単行本の刊行は2000年とある。この文庫、半年ほどまえに古本屋で買ったまま忘れていたのであった(^^;)  読むのは購入した本の20%程度だから、買ったまま忘れるのは、わたしの場合めずらしくもない。数時間で読みあきて、ほかの本に手を出したりもするから、年中 . . . 本文を読む
コメント

「聖書の世界」

2008年01月13日 | 写真集、画集など
 聖書に関心が出てきたのでBOOK OFFで買ってきた。<グラフィティ・歴史謎辞典④>とあり、ほかに「古代エジプト文明の謎」「古代エーゲ・ギリシアの謎」「古代ローマ帝国の謎」といったシリーズのなかの一冊。写真や図版が約半分。刊行は昭和62年である。聖書研究の最新成果を期待してもムダ。  とおりいっぺんの型ものガイドといってしまえばそれまでだが、旧約聖書、新約聖書についてやさしく解説してある。わたし . . . 本文を読む
コメント

徳富蘆花「自然と人生」

2008年01月13日 | エッセイ(国内)
 わたしの好きな作品に「武蔵野」がある。いわずと知れた国木田独歩の小説である。いや、小説というより、エッセイ、あるいは昔風に随想といったほうがぴったりくるか。二葉亭四迷が訳したツルゲーネフの「あひびき」「めぐりあひ」に触発されて書いた散策記である。「風車小屋だより」にも書いたが、こういった小品集のごとき、短時間でさっと読めるものが好きなので、数年に一回読み返している。  徳富蘆花(1868~192 . . . 本文を読む
コメント (2)