二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

あの戦争は何だったのか  保阪正康(新潮新書)

2010年03月26日 | 歴史・民俗・人類学
一昨日読みおえ、書かずにパスしようかと考えていた。 それほど、読み応えがない。 高校の日本史の延長においたら、ぴったりくるだろう。さわりだけを撫でてあっさり仕上げた概説の書。 事実認定をめぐって、魑魅魍魎が跋扈するようなややこしい論点へ踏み込んだ論評は、慎重にさけてある。したがって、きわめて公正で、中立な立場から書かれている、――ように見える。 そこが、物足りない第一の原因かもしれない。 保阪さ . . . 本文を読む
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