二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

隣りにだれか(ポエムNO.2-56)

2015年05月26日 | 俳句・短歌・詩集
苦いビールがなぜうまいのかというと その「苦い」がいいのだ。 ホップが口の中ではじけ 気分転換がはかれる。 議論したり 咳込んだりしたあとで口をすすぐみたいに ビールを飲む。 そんな夜が何日もつづいたな あのころ。 淋しさの岬 そのはるか彼方に夕陽が沈んでいくのを見ている。 隣りにいるはずの人はいつのまにか消えて 振り返るとぼくの長い影が 小説的なフィクションに寄りかかった旧い街角のほうへのびて . . . 本文を読む
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長田弘と蜂飼耳

2015年05月26日 | 俳句・短歌・詩集
朝日新聞の書評欄で、蜂飼耳さんが、先日亡くなった長田弘の全詩集を取り上げていた。 わたしはこの見事な文章を読んで、長田さん、蜂飼さんの両者に関心をもった。 まさに“書評”のお手本。 長田さんは「われら新鮮な旅人」しか読んでいない。蜂飼耳さんとなるとまったく未知の詩人だな(^^;) 「人生は何で測るのか。./本で測る。/一冊の本で測る。./おなじ本を、読み返すことで測る。」 長田弘の詩がひろげるの . . . 本文を読む
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