酔って歩く。
酔って歩く。
あの人の夢の中から
この人の夢の中へと。
腰が曲がったじいさんのように堂々と
乳房がふくらみかけた少女のようにおずおずと。
酔って歩くおれに
世間の風はいたって冷たい。
電柱の陰でたばこを吸っていると
アヒルのように口が大きな猫や
セミのようににぎやかな蟻の楽隊がやってくる。
酔って歩く。
酔って歩く。
あの人の夢の中から出て
この人の夢の中へ入っていく。
黄昏酒 . . . 本文を読む
わたしがはじめてルリボシカミキリに出会ったのは、2008年7月6日、ぐんま昆虫の森の散歩道。
「ひゃ~、こんなに美しいカミキリがこの群馬にいるのか♪」予期せぬ出会いに驚いた。
尊敬する福岡伸一先生が「ルリボシカミキリの青」を出版したのは2010年。それをむさぼり読んだ。
8月も半ばをすぎるとフィールドでは秋の気配が濃くなって昆虫たちの姿がぐんぐん減っていく(^^;)
ポトンと大きな音がするので . . . 本文を読む