二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

やさしい笑顔と出会える町 ~まつり日の前橋を歩く

2016年10月08日 | Blog & Photo
いつものようなパワーが出ないのは、仕事がやや立て込んでいるだけではない。
愛猫テンちゃんが死んでからというもの、足許からときおり虚無感がはいのぼってきて、やる気を殺いでしまうからだ。
しかも、出がけにオリジナルストラップがぷつんと切れて、ローライ3.5Fが磁器タイルの上に落下するというアクシデントまでェェェェ(☍д⁰)
過去には何台も落下させ、高価なカメラを買い替えたこともある。まあ、損傷は少ないから、今回は助かったけど。



これまで、5回6回とまつりのたびに出かけているけれど、当然ながら、その都度、違った人々と、違った雰囲気の写真が撮れる(^^♪
また、今年2016年の撮影ほど、人びとの笑顔が胸に響いたことは、かつてなかった。
悲しいこと、つらいこと、いやなこと・・・そういうものをかいくぐり、かいくぐりしながら、1年が経過する。
くぐり抜けて、まだ傷が癒えないうちに、まつり日がやってくる。元気が出ないので、今年は中止も考えていた。



だけど、やってきてよかった。
撮影についやした時間は、正味2時間ばかりだけれど、
モデルになっていただいた方々から、やさしい・・・やさしい笑顔がもらえた(^ー^)



そういうものが、傷を癒してくれる。
大きくため息をつく。深呼吸しながら大空を仰ぎみて、それから、また歩き出す。ローライのダイキャストボディは、重いけれど、頼り甲斐がある。
使いなれたオリンパスOM-D5と、換算28-84ミリの軽量ズームの取り合わせ。



お声をかけたり、かけられたり。
午後から急ぎの仕事が入っていたので、事務所へ引き上げねばならなかった。
一つのシーンから、つぎのシーンへ。
やさしさって、なんだろう?
手をのばせば届きそうな距離まで、テンちゃんの魂が下りてきている気がする。
たまに、カタンと音がする。振り返って眼で確かめようとすると、なにも・・・な~んにも見えない。
だけど、テンちゃんは、きっとそこにいるのだ。

年1回の秋のまつり日(^^♪
いつまでもめそめそしているわけにはいかないよな。
やさしい笑顔、100万ドルの笑顔を、いつもありがとう、ありがとう。あらためて厚く御礼申し上げます、テンちゃんともども。
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