二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

フルート・ソナタ(Y・S・バッハ)を聴きながら

2011年05月01日 | Blog & Photo
世の中ゴールデン・ウィークに突入している。
お天気がはっきりしないけれど、高速道路や観光地は行楽の人々でさぞや混雑していることだろう。わたしは今日まで仕事。何事もなければ、明日から4連休を予定。しかし、これという計画はまったくない。
東京へいこうかな・・・と考えてはいるけれど、それもお天気次第。

さて、けさは出がけにめずらしく、つぎの3枚のCDをバッグに入れてきた。
1.「フルート・ソナタ全集」J・S・バッハ
オーレル・ニコレ(フルート) クリスティアーヌ・ジャコテ(ハープシコード)
藤原真理(チェロ)

2.「交響曲第3番 変ホ長調」ベートーヴェン 
ハイティンク指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ交響楽団

3.「弦楽四重奏曲 全集3」(7番、11番、大フーガ)
ベルリン弦楽四重奏団(スズケ・カルテット・ベルリン)

CDでクラシック音楽を聴きはじめてすぐのころから、syugen=三毛ネコはバッハさんのフルート・ソナタが大好き。これまでCDを2種もっているけれど、現在は今年手に入れたこのCDがお気に入り。この時季に耳をすませるには、ぴったりの曲だとおもう。
穏やかな瞑想に誘い込むかのような、静寂感。豊かな叙情性。いろいろな花が咲き乱れる野山を、心軽くお散歩しているような気分――とでもいえばいいのか?

ストレスがたまって、心の表面がざらざらとすり減って、感情が尖っているようなとき、この音楽は、聴く者に「快活さ」を取り戻してくれる。むろん、バッハは、そのすべてが神や貴族や妻や子どもたちに捧げられた、ある意味で「感謝の音楽」なのである。
「どうです? さあ、これをお聴きになって下さい。こんな音楽ができたのです」
自分や他者や現在や過去を、必要以上に飾りたてることなく、肯定し受容していくための音楽といってもいい。
モーツァルトもそうだけれど、BGMにはぴったりなのだ。
仕事の邪魔はしない。そのまま木陰のベンチにもたれてうとうと・・・な~んてのは、最高のシチュエーションかも知れないと、ときどき考えたりする(=_=)

「慰め」というと人々はバカにするだろうか? 癒し? なんのため、そんなものを必要とするんです?
・・・そういう人には、バッハは、おそらく生涯ご縁がないだろう。
バッハは、「他とともに生きる」ことを教えてくれる。それが、たぶん、バッハの神様なのだな・・・などと、殊勝なことを、いま、ぼんやり考えている。
他とはむろん、人間だけではない。ワン公、ニャンコロリン、チョウや甲虫の皆さん。木や草。美しい花々。山や海や川や空。そして「いま」というこの時間。

ほかの2枚は、フルート・ソナタに飽きたら聴こう。

写真は、最近作からテキトーに3枚(^^;)










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4月ははりきりすぎでいささかくたびれたので、5月はまた元のペースにもどろう。
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