二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

フィルム&フィルムカメラいよいよ最終コーナーへ

2015年10月05日 | Blog & Photo
昨日近所のキタムラへ頼んでおいたコダックGOLD200の現像があがってきた。
もう一本撮影してからスキャンしようかと考えている。
そしてフィルムの陳列コーナーをのぞいたら、200円弱でならんでいたGOLDがない。
「もう終了したんですよ」と店員さん。
「え~、そうですか。あれは安かったのに」
価格があがったため、フジのフィルムがすごく高価に思えて、買ってくるのをためらった。

「ああ、いよいよ最終コーナーかなあ」
お金と時間にめぐまれている人はまだまだフィルムが手に入る限りは・・・と考えているだろう。しかし、わたしははっきりいってプアマンですからねぇ~\(_ _*)m

冷蔵庫のビニール袋に保管してある在庫が気なったので、袋から出して撮影したのが、TOPの写真。
昨日のニコンFM2×24枚撮りは、撮りおえるのに、1か月半くらいを要した。
マイミクさんの場合でも、フィルムをやっておられる方は4~5人かな(?_?)

この1年のあいだに、フィルムを通したカメラは以下の5台。
ニコンのみ、35ミリF2、50ミリF1.4を使うけれど、あとはレンズ交換はしないし、二眼レフはそもそもできない。





一台一台への過去の思い出が、そのまま愛着へとつながる。ほかにも、ブローニーを使うカメラが2台、35ミリが3、4台ある。ジャンク品は別として。







2005年か6年ころ、フィルムとは一度訣別していて、そのとき持っていたフィルムが15本ばかり暗室で眠っている。使用期限が切れても保存状態さえよければ、1年か2年は使いものになるだろう。しかし、10年もたってしまったら廃棄物。
撮影のよろこび、手応えはデジタルとフィルムカメラでは比較にならない。いまどきのデジカメ(一眼レフをふくめ)は、買ったその日から、だれでも失敗のない写真が撮れる。しかも、電池がないと動かないことを考えると、パソコンの周辺機器、または家電品に近いものがある。
さらに、目まぐるしいほどのモデルチェンジ。あっというまに、旧型化してしまい、愛着など育んでいるヒマがないほど。

フィルムに復帰してから、およそ3年。
二度目の訣別が近づいているのかなあ(・_・?)
それとも、在庫がなくなりそうになったら、フィルム下さ~い♪
・・・と買いに奔るのかしら。気まぐれなので、「その時」がきてみないと確かなことがいえないが。

愛しいものを、万感の思いをこめて愛撫する。
関心のない人にとってはなんだかおたくっぽい不潔感を抱いたりするかもしれない。
このあいだ妹の家で、旦那が残していったカメラやアクセサリーを品定めしたが、その中にライカM5があった。程度はまずまず、ただし、電池室のカバー(蓋)が欠損。
シャッターは切れるし、作動も問題ないようである。
「ふううむ」である(笑)。

いまどきの溶けかかったチョコレートみたいなデザインのカメラに較べると、フィルム時代のカメラデザインはえらかった。人間の手に媚びてはいない。
「おれがあんたの手にではなく、あんたの手がおれにあわせるのだ」といわんばかり。
キヤノンF-1やニコンF3などは、そういう風格をもった“写真機”だとおもう。

とか何とかいっているうち、いよいよ最終コーナーが見えてきた。
なごり惜しく、・・・なごり惜しくござ候だな(´д`;;
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