
(中途半端なフレーミングとなったけど、あえてノートリで載せておこう。羽毛の一枚一枚、そのディテールが網膜に沁みわたる)
ルリ色というのは特別な色。
このルリ色を、ラビスラズリが起源だという人がある。
ラピスラズリの原石は、主にアフガニスタンから産出する。画像を眺めているだけで、心をもっていかれそうになる。
若いころからプアマンだったから、宝石とはご縁がなかったけれど、写真集や鉱物辞典などでこの石をはじめてみたとき以来、胸の奥にずっと居座っているのが、このラピスラズリ(^^♪
検索していたら、ラピスラズリのヒーリング効果という記事があった。
○幸運の象徴
○人格的成長の促進
○肉体、情緒、精神、霊性の調和
○邪気払い
○洞察力、決断力を養う
○ESP的能力を高める
○その人の抱える本質的課題を表面化させる
(視力を回復させ、心臓と脈拍の安定を促してくれるとされています)
・・・ということがわかった。
これが、瑠璃(漢字で書くと込み入っているけど)の「癒し効果」といわれるもので、
日本ではいまでいう「青」のことを、昔はルリといった。
《青丹よし 寧楽(なら)の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり》という小野老(おののおゆ)の有名な和歌がある。
青丹よしは寧楽(なら)にかかる枕詞。意味を分解すると、青(みどり)は建築物(堂塔)に使われた窓、丹はそこに塗られた赤。
立派な堂塔・伽藍が立ち並ぶ都のありさまを称えた歌なのである。しかし、この青、古代から日本では緑を指していた。
信号機の青も、実際には緑。
青のことをわれわれの先祖はルリといってきたのだ。
オオルリ、コルリ、ルリビタキ、ルリタテハ、ルリシジミ、ルリイトトンボ等々、ルリがつく昆虫や鳥は、すべて青色。
大げさな表現をすれば、このルリの起源となったラピスラズリは、天空のかけら(^-^*)/
幸せの青い鳥はドイツロマン派がはやらせたイメージだと思うけど、わたしは、このルリを、ユーラシア大陸の上空にひろがる天空に結びつけたくなる。
眼の前数メートルの枝にいて、あちこちちょこまか動きまわるルリビタキを、夢中で撮影しながら、鼓動が早くなっていくのを抑えることができない。




「深い癒しのルリ」
青い鳥には、ある種の霊性が宿っている。カワセミだってそうだ。
江戸時代までは、日本中いたるところに、ルリ色の生き物が舞い踊っていた。眼をつむってその情景をイメージすると、魂が身体から抜け出して、いっしょに空の淵みへ昇っていくような心地がする。

撮影しながらもう一つ気になったのは、この♂が、自分が美しいことをよく知っていて、それを見せびらかしにきたのでは・・・とも思えたこと。
距離およそ3mの枝に止まって「さあさあ、お好きなように撮って下さい」といわんばかり。
「イケメンさんだねえ、すごい(*^ー゚) 千両役者!」
わたしの胸にはそんな称賛のことばがあふれた。
Aさんという女性とわたしはそんなふうに、ほとんどため息をつきながら、この宝石のような野鳥を、何十枚も撮ってしまった。
わたしは次の予定があったため途中で引き揚げてきたけど、Aさん、「ええ、もうちょっと粘ってみます」といって、その場から動かなかった。動けなかったのだろう、たぶん。
オオルリやコルリとも、いずれこんなふうに出会えるだろうか? 可能性はうすいけど、4月がきたら、心当たりの雑木林を、辛抱強く歩いてみよう。
親切にも貴重な情報を提供して下すった庭師のおじさんに、厚く御礼申し上げます。
<ラピスラズリ>
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A9%E3%83%94%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%AA&espv=2&biw=1024&bih=506&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiQo5_L-vfRAhUKwbwKHaQMDf0Q_AUIBygC&dpr=1.88
ルリ色というのは特別な色。
このルリ色を、ラビスラズリが起源だという人がある。
ラピスラズリの原石は、主にアフガニスタンから産出する。画像を眺めているだけで、心をもっていかれそうになる。
若いころからプアマンだったから、宝石とはご縁がなかったけれど、写真集や鉱物辞典などでこの石をはじめてみたとき以来、胸の奥にずっと居座っているのが、このラピスラズリ(^^♪
検索していたら、ラピスラズリのヒーリング効果という記事があった。
○幸運の象徴
○人格的成長の促進
○肉体、情緒、精神、霊性の調和
○邪気払い
○洞察力、決断力を養う
○ESP的能力を高める
○その人の抱える本質的課題を表面化させる
(視力を回復させ、心臓と脈拍の安定を促してくれるとされています)
・・・ということがわかった。
これが、瑠璃(漢字で書くと込み入っているけど)の「癒し効果」といわれるもので、
日本ではいまでいう「青」のことを、昔はルリといった。
《青丹よし 寧楽(なら)の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり》という小野老(おののおゆ)の有名な和歌がある。
青丹よしは寧楽(なら)にかかる枕詞。意味を分解すると、青(みどり)は建築物(堂塔)に使われた窓、丹はそこに塗られた赤。
立派な堂塔・伽藍が立ち並ぶ都のありさまを称えた歌なのである。しかし、この青、古代から日本では緑を指していた。
信号機の青も、実際には緑。
青のことをわれわれの先祖はルリといってきたのだ。
オオルリ、コルリ、ルリビタキ、ルリタテハ、ルリシジミ、ルリイトトンボ等々、ルリがつく昆虫や鳥は、すべて青色。
大げさな表現をすれば、このルリの起源となったラピスラズリは、天空のかけら(^-^*)/
幸せの青い鳥はドイツロマン派がはやらせたイメージだと思うけど、わたしは、このルリを、ユーラシア大陸の上空にひろがる天空に結びつけたくなる。
眼の前数メートルの枝にいて、あちこちちょこまか動きまわるルリビタキを、夢中で撮影しながら、鼓動が早くなっていくのを抑えることができない。




「深い癒しのルリ」
青い鳥には、ある種の霊性が宿っている。カワセミだってそうだ。
江戸時代までは、日本中いたるところに、ルリ色の生き物が舞い踊っていた。眼をつむってその情景をイメージすると、魂が身体から抜け出して、いっしょに空の淵みへ昇っていくような心地がする。

撮影しながらもう一つ気になったのは、この♂が、自分が美しいことをよく知っていて、それを見せびらかしにきたのでは・・・とも思えたこと。
距離およそ3mの枝に止まって「さあさあ、お好きなように撮って下さい」といわんばかり。
「イケメンさんだねえ、すごい(*^ー゚) 千両役者!」
わたしの胸にはそんな称賛のことばがあふれた。
Aさんという女性とわたしはそんなふうに、ほとんどため息をつきながら、この宝石のような野鳥を、何十枚も撮ってしまった。
わたしは次の予定があったため途中で引き揚げてきたけど、Aさん、「ええ、もうちょっと粘ってみます」といって、その場から動かなかった。動けなかったのだろう、たぶん。
オオルリやコルリとも、いずれこんなふうに出会えるだろうか? 可能性はうすいけど、4月がきたら、心当たりの雑木林を、辛抱強く歩いてみよう。
親切にも貴重な情報を提供して下すった庭師のおじさんに、厚く御礼申し上げます。
<ラピスラズリ>
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A9%E3%83%94%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%AA&espv=2&biw=1024&bih=506&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiQo5_L-vfRAhUKwbwKHaQMDf0Q_AUIBygC&dpr=1.88