芥川龍之介ではないが「年末の一日」にしようと、はじめ思った。
だけど、「年末」の一語にひっかかった。
今日から12月だが、年末・・・というには、まだはやすぎる。
何度も書いているように、わが家は北関東の小さな農家。
屋敷が広いので、そこにはいろいろなものがころがっている。
今年はカリンが豊作で、裏にいくと、2、30個落ちている。
カリン酒を作っていた父も飽きてしまい、いまではだれからも見向きされない。
外流しの柱に掛けられた温湿度計。
昔なつかしいデザインで、こうして撮影してみると、なかなかの被写体ではないか。
湿度計はこわれている。しかし、温度計は健在。この時間で、16.5℃。
これは娘にもらったコダックのレトロ極まりない蛇腹カメラ。
ぱたぱた畳むと、小型の弁当箱のように小さく、うすべったくなり、携帯に便利である。
新しいものより、古いものにレンズを向けてしまうのは、なぜだろう。
納屋に入ってみたら、晩秋の陽差しをうけて、
ミカンの樹影が揺れていた。
おやおや、短編小説が一編書けるぞ・・・。
だれにともなく、そんな話をしてみたくなった。
だけど、「年末」の一語にひっかかった。
今日から12月だが、年末・・・というには、まだはやすぎる。
何度も書いているように、わが家は北関東の小さな農家。
屋敷が広いので、そこにはいろいろなものがころがっている。
今年はカリンが豊作で、裏にいくと、2、30個落ちている。
カリン酒を作っていた父も飽きてしまい、いまではだれからも見向きされない。
外流しの柱に掛けられた温湿度計。
昔なつかしいデザインで、こうして撮影してみると、なかなかの被写体ではないか。
湿度計はこわれている。しかし、温度計は健在。この時間で、16.5℃。
これは娘にもらったコダックのレトロ極まりない蛇腹カメラ。
ぱたぱた畳むと、小型の弁当箱のように小さく、うすべったくなり、携帯に便利である。
新しいものより、古いものにレンズを向けてしまうのは、なぜだろう。
納屋に入ってみたら、晩秋の陽差しをうけて、
ミカンの樹影が揺れていた。
おやおや、短編小説が一編書けるぞ・・・。
だれにともなく、そんな話をしてみたくなった。