
RICOHのCX6は、わたしにとってはサイコーのメモカメラである。
「フラグメント」や「働く自動車」は、90%以上、このCX6で撮っている。
はじめはCX4で撮っていて、CX6が発売となったので買い換え、いまではこのカメラの使用頻度が圧倒的に高い。
ウエストポーチに入れて、どこへいくにも行動をともにしているメモカメラ。
小さくて、俊敏・・・しかも、わたしが欲しいなと考えている機能が、小さなボディにぎっしりつまっている。
1/2.3型の裏面照射型CMOSなので、画質はイマイチ(^^;)
画質を優先させれば、他の選択肢もあり、だろう。
CXシリーズは、6にいたって、ほんとうに熟成されてきたような印象をもっている。シャッタータイムラグ、ズーミングスピードが早くなり、スナップでストレスを感じることはほとんどない。メーカーの公称値、最速0.1秒。これは上位機種のGRデジタルの0.2秒を上まわるレスポンスであ~る(ホントかなあ?)。
あえて欠点をあげると、ホワイトバランスがやや不安定なこと。わたしは散歩写真をトイモードで撮ることが多いから、あまり気にはならないが、ネイチャーや風景写真派には向かないだろう。
作例を3つあげておこう。
(1)斜め補正

これは夜間、会社の窓を部屋側からいい加減に撮影したもの。ただし、斜め補正を効かしてある。いままで使ったことはなかったが、どうだろう・・・撮影したわたしが驚くほどのすぐれものである。
(2)夜景マルチショット

こちらは夜景マルチショット。ノイズリダクションは標準のまま。道路の反対側の商店を、200mm付近までズーミングして引き寄せている。暗部はノイズっぽく、ディテールはかなり失われているが、コンデジでここまで再現できれば立派といっていいだろう。
(3)レスポンス

この一枚は、今日の信号待ち。働く自動車を狙っていたら、右から突然女子高生があらわれ、指が反応した。「チョン切れたな」と感じたが、あとで確認したら、ちゃんと全身をキャッチしている。CX4では、この一瞬はとらえられない。すばらしい俊足ランナーである。
高倍率ズーム機で、28mm~300mmをカバーしているのもすばらしい(^_^)/~
NikonD7000にも、LUMIX LX5にも、FUJIのX10にも撮れない写真が、このCX6で撮れるのである。コストパフォーマンスだって最高!
遊び心をくすぐる貴重な日常の道具であると評価している。
※トップの写真、福岡センセーの大好きな(そして三毛ネコさんの大好きな)ルリボシカミキリは、一応おことわりしておくと、ミニチュアであります(-_-)ナハハ