二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

四季の回り舞台

2011年04月11日 | Blog & Photo
『消えろ、消えろ、つかの間の灯火、
人生は歩いている影にすぎぬ』
『全世界は舞台だ。そして、すべての男も女もその役者にすぎない』

『時の与えるあらゆる利益を迅速に利用せよ』

シュークスピアのシナリオは、いわゆる「名言」の宝庫である。
そのお芝居のストーリーから切り離し、人生訓として、あるいは警句として取り出して愉しむことができるし、その種のホームページがウェブにはたくさん存在する。

昨日のS公園は、花見のお客さんでにぎわっていた。
駐車場はむろん満杯。クルマをやや離れた路上に止めて、400mばかり歩いた。
S公園が、四季を通じ、いちばんにぎわう一日である。ほんとうはカメラなどいじっていないで、花見の宴にくわわるべきなのかな(笑)。
「お花見」という慣習は日本独特のものだろうし、いつごろからこんな「花見」が一般民衆のあいだに広まったのか、歴史をさかのぼってみたい誘惑にかられる。





「全世界は舞台だ。そして、すべての男も女もその役者にすぎない」
この種の写真は、こうして眺めているより、撮影しているときのほうが、10倍愉しい。
子どもたちは、遊びに夢中。時間はまたたくまに過ぎ去っていく。喚声とどよめきが、いつもの公園をハレの舞台に変えてしまう。



動きの一瞬をとらえるカメラ・アイ。
人びとはどこからともなく集まってきて、この数時間を愉しみ、またケの世界へと帰っていく。
こういう舞台に身を置いたら、写真を撮ろうなどとは思わないほうがいい。被写体が飛び込んでくるのを待つのだ・・・と、スナップの名人ならいうだろう。






しかし、これまでも書いているように、CX4のシャッター・タイムラグはかなり大きく、何度となくチャンスを逸したのが残念!


(モデルになっていただいた方々に心より感謝申し上げます)
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