二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

二冊の本「わが転向」と「二十一世紀の資本主義論 」

2018年01月25日 | シャッフル/books
いや~寒い、この寒波は半端じゃないぞ(=_=) 
事務所は別として、自宅ではエアコンは使わないつもりで頑張っているけど、どうしよう(?_?) 
管理物件で水道の凍結が発生しているし。

昨夜は炬燵にしがみついて遅くまで、岩井克人「二十一世紀の資本主義論 」と吉本隆明「わが転向」を読みながら、指先が痺れるような冷え込みとなった。
「わが転向」の刊行は1995年。
いまとなっては「吉本隆明? だれ、それ」という世代が過半数を占めるようになった。
「ああ、吉本ばななのお父さんかな」という人もいるだろう。文春から本が出るというだけで、驚いた記憶がある。「オビには「吉本隆明に何が起こったのか?」の文字が・・・。

思想家や哲学者といわれる人びとも、巨きな時代のうねりの中にいる。
左傾化していた時代から、新たな右傾化の時代へ。こういう時代の変化をどう読み解いたらいいのだろう?
岩井さんの「二十一世紀の資本主義論 」は貨幣というキーワードから歴史への卓越した視座を構築している・・・と思われる。

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