二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「雨ザラシ工房」の魅惑 ~ローライのネックストラップを新調しよう

2019年05月07日 | Blog & Photo
   (問題のカニ爪。喜久屋カメラさんのサイトの画像をお借りしています)


ローライフレックスの純正ネックストラップが2年ほど前に千切れ、3.5Fを、磁器タイルの玄関に落下させてしまった|;゚ロ゚|w
さいわいボディのダメージは最小限に食い止められた。
それ以来汎用品で代用し登板させていたが、仕事をやめてヒマになったせいか、気になって仕方なくなった。

知る人ぞ知る・・・この金具以外、ローライの卓越した技術はいくつか存在する。
それらについて語りはじめるとカメラマニアの長談義となるからやめておこう。
とにかくネックストラップのカニ爪。
鋏のような部分が開閉し、着脱がいたって簡単なのである。
このカニ爪がないローライは、考えることが出来ない。

近所のキタムラさんにいって訊いてみたが、とりあってもらえない。マニュアルにないのだろうし、物作りには縁のない店だから、何の知識も、ノウハウも持っていない。
というわけで、ネットで検索し、革製品の創作・修理工房を高崎市内で探した。
そうしてヒットしたのが「雨ザラシ工房」さん(^^)/



自宅からクルマで十分たらずのところに、こんなお店があったとは!
わたしの判断が的中し、まだお若い、腰の低いご主人が、わたしの意のあるところを、すべてくみ取って下さった。
心配だったのは価格だけだったけど、それもリーズナブルだった。







外観は質素なのに、お店の内部は“工房”そのもの。いやはや、きょろきょろと無遠慮に見回して、「写真撮っていいですか?」とお尋ねし、ご了解を得てパチリ、パチリ。
「こんな依頼もたまにはありますか?」
「ええ、しばらく前に中学生くらいのお子さんがお見えになって、昔の傷んだカメラケースの修理をしたことがあります」
・・・ということであった。

工房の雰囲気は何となく南欧風で、明るくこざっぱりしている。ヨーロッパであれば、この種のお店はめずらしくはないだろう。革製品、革工芸の伝統が脈々とうけ継がれているはず。
と、ところが、予約がたくさん入っているため、完成引渡しは3ヶ月後とつげられ、少し驚いた(*・д・)

革製品のファンが大勢いる、ということだ、わたしから見たら水面下の人たちだけど。
ご主人は稀少な技術を備えた専門の職人であり、また創作工房のアーチストでもある・・・ということに、わたしはようやく気が付いた。
店内には各種のバッグ、ベルト、その他革製の小物がたくさん陳列されてあった。
そのすべてが「作品」なのである。

たかがカメラのネックストラップ。なのにここぞとばかり、わたしはいろいろ注文してしまった、ごめんなさい。
しか~~し、3ヶ月は長いな~、待たされても2-3週間だと、勝手に思っていたから(^^;)

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