二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

砂が降る日

2013年03月10日 | Blog & Photo

つぶやきにも書いたように、本日は今年最悪の一日となった^^;
雨や雪は降らないから関東地方は乾燥注意報が発令されっぱなし。そこへもってきて、北風びゅー、びゅーなので、砂が飛ぶ、飛ぶ。事務所といわず、クルマといわず、容赦なく細かな砂が侵入してくる。
あー、むむぅ。外へ出ると、砂粒のシャワーが(T_T) こうなると目薬は必需品。
ほとんどの人がマスクをかけて歩いている。

確定申告の事務処理が予定通りにすすまない。
賃貸の業務があわただしく、しばしば長い中断。
今日もすでに問い合わせ4件、現地案内2回。そのたび、砂のシャワーを浴びて帰ってくる。上州には上州の風土の住みにくさがある。
例年この時季は風が吹きまくる。だけど、こんなにひどく砂が降るなんて、はじめてかも(~o~) IT機器はだいじょうぶかなあ。



これはBGMとして用意してきた6枚のCD。
すべてモーツァルト。うち3枚は近ごろお気に入りのWestminster(ウエストミンスター:レーベルの名称)である。
このところいちばんよく聴いているのは、左下のCD。

・ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296
・ヴァイオリン・ソナタ第35番 ト長調 K.379
・ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454

3つのヴァイオリン・ソナタというわけだが、わたしがモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの魅力に目覚めたのはごくごく最近のこと。3曲ともいいけれど、第35番のト長調は、いまのところ、わたしの“子守歌”みたいな一曲となっている。2楽章構成のシンプルな曲なのに、この曲の魅力は筆舌につくしがたいものがある。

憂愁とやさしさが、じつに絶妙な感覚でブレンドされていて、耳から入ってきた音楽が、ささくれた皮膚にうるおいをよみがえらせ、さらにその奥にある細胞の一つひとつにゆっくりと沁みわたっていく。第24番ハ長調も室内楽的な親密感・愉悦感に満たされた、ピアノ&ヴァイオリンのすばらしいデュオである。

名曲名盤にノミネートされているモーツァルトの名曲は40曲。だけど、ヴァイオリン・ソナタは一曲もランクインしていない。
2位のベートーヴェンの35曲を引き離し、圧倒的な人気をほこるモーツァルト。しかし、わたしなら60曲は選んでしまうだろう。ほとんどすべてのジャンルにわたって数々の名曲を残したモーツァルト。こういう世界を知らずして一生を終えるとはなんともったいないことだろう(笑)。

砂が降る中のモーツァルトもオツなもの・・・といいたいが、ほんとうに砂は始末が悪い。
やれやれ、風が弱まってきたと油断していると、ふたたびびゅー!!
ほとんど眼をとじるようにして歩かねばならないいやな一日。
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