二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

画像比較の一資料

2013年09月02日 | Blog & Photo
これはマイミクさんに宛てて書くのではなく、あくまで自身の覚書として書いてアップしておく。
フジのX20とか、リコーのCX6を持っている・・・あるいは使ったことがある、という人でないと、関心はもてないだろう。

比較した二機種はこのところ出番の多い、コンパクトデジタルカメラX20と、CX6。
以前から感覚的にX20の画質のよさはわかっていたが、具体的に比較し、作例をアップするのは、これがはじめて。

<共通データ>
撮影地:前橋市内利根川河川敷
天候:明るめの曇り
ISO設定:200
絞り:F3.5
シャッタースピード:オート
焦点距離:28㎜
アスペクト比3:2
画質:ラージファイン
これ以外はすべてデフォルト設定(フジのフィルムモードはデフォルトではプロビアモード)のまま。



<カメラX20>



<カメラCX6>


このサイズだと画質の差はよくわからない。ただX20のほうがやや彩度が高いこと、測光値が明るめになっていることはわかる。眼の良い人、あるいは大型のディスプレイで見ている人は、X20のほうがクリアな画像となっているのは一目瞭然かもしれない。
イメージセンサのサイズの違いや、発売時期によって、画像エンジンの処理技術に差があることが、こういった比較によって明らかになるだろう。


<トリミングによる拡大X20>



<トリミングによる拡大CX6>


画像の一部をトリミングし、等倍に近く拡大表示すると、画質の差は歴然とする。

つぎにデフォルト設定での色再現をならべてアップしておく。


<カメラX20>



<カメラCX6>


撮影条件や被写体のコントラストによって、メーカーのポリシーの違いのようなものがある。ただ、それも画像のサイズがウェブにアップされる一般的なL、Mサイズではわかりにくい。目の前にあるディスプレイの性能や設定がからんでくるから、話はややこしい。
両機種のあいだに、色再現の違いはほとんど感じられない。X20のほうが、わずかに明るめで、暖色傾向がある。


X20のイメージセンサ:2/3インチX-Trans CMOS Ⅱ(ローパスレス)
CX6のイメージセンサ:1/2.3インチ裏面照射型CMOSセンサ
なお、CX6についてはこちらに詳細レポートがあるから、興味のある人はどうぞ。
RICOHのコンデジCXシリーズはこの6が最後となっていて、7は発売される様子はいまのところない。アイホンやスマホで十分というユーザーがふえて、市場規模が縮小した影響だろう。
あるいはPENTAXブランドのQ10の売れゆきが好調なためかな?


http://schoole.jp/camera/image_sensor.htm
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