(撮影 2014年10月)
「精密検査をうけたら 悪いところばかりさ」
と苦笑いしていた友人が亡くなって
ぼくは淋しくなってしまった。
だれかと突然走り出すなんてことはもう永久にないだろう。
夢中になって二時間 三時間
バルザックやカフカについて話ができた
そういう友人を失ってしまった。
ああ なんということだ。
なんということだろう。
淋しさのなかの真昼
淋しさのなかの真夜中。
だれ一人乗っていない夜汽車のように
癒されることのない傷口のように
あれやこれ・・・のように。
しんと静まり返った真昼と真夜中が交互にやってきては
ぼくをからかう。
あと何年?
あと何年したらぼくも
ぼくもここから立去ることになるのだろう。
ぷかりぷかりと浮かび
真昼と真夜中の境界線をただよう流木 のように
さ
淋しい。
サ・ヨ・ナ・ラ。
「精密検査をうけたら 悪いところばかりさ」
と苦笑いしていた友人が亡くなって
ぼくは淋しくなってしまった。
だれかと突然走り出すなんてことはもう永久にないだろう。
夢中になって二時間 三時間
バルザックやカフカについて話ができた
そういう友人を失ってしまった。
ああ なんということだ。
なんということだろう。
淋しさのなかの真昼
淋しさのなかの真夜中。
だれ一人乗っていない夜汽車のように
癒されることのない傷口のように
あれやこれ・・・のように。
しんと静まり返った真昼と真夜中が交互にやってきては
ぼくをからかう。
あと何年?
あと何年したらぼくも
ぼくもここから立去ることになるのだろう。
ぷかりぷかりと浮かび
真昼と真夜中の境界線をただよう流木 のように
さ
淋しい。
サ・ヨ・ナ・ラ。