愉しいだけの旅行記ではなく、ずしりとしたシリアスなテーマを扱っている。
さっき「ノモンハンの鉄の墓場」(「辺境・近境」所収)を読み終えたのだ。単なるエッセイというより、ノンフィクションの秀作(。-ω-)
本書すべて読み終えたわけじゃないけど、この中の7編はいずれもAクラスだろう。
一人の作家の濃密な息遣い・・・ . . . 本文を読む
本を読みながら、ベッドで腹がよじれるほど大笑いさせていただいた。
何を読んでいたかというと、村上春樹さんの「メキシコ大旅行」(新潮文庫「辺境・近境」所収)。
「実際の人生はハリウッドの映画とは違う。実際の人生というのはうんざりするようなアンチ・クライマックスの連続なのだ。」と彼はいう。
村上さんの紀行文が群を抜くおもしろさだということは以前からわかっていた(^ε^)
昨日は「ラオスにいったい . . . 本文を読む
友人の紹介で集英社すばる新人賞の下読みのバイトを3年やった。
そこにもし村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」の中の6篇の短編が応募されていたとしたら、「蜂蜜パイ」だけA下、ほかはB上の評価を下しただろう。
つまらなくはないが、おもしろくもないなあ( -ω-)
「蜂蜜パイ」は螺旋構造を持った技巧的作品。
どこへ向かっているのか、最後まで見当がつかなかった。
二重底いや三重底といってもいいかしらね . . . 本文を読む
YouTubeを閲覧していたら「ノルウェイの森」国内だけで1000万部だって、う~~ん読んでみようかなあ(゚o゚;
すごい印税が村上さんに入ってるタハハ。
ところで写真は子スズメ・・・だと思う。
からに頼りない(^^♪ 口移しで餌をもらっている姿を見た。
一瞬のことで撮影できなかったのは残念。 . . . 本文を読む
木や草がごう ごう音を立てて虚空でうなり
黄色いハイヒールをはいた二羽のセグロカモメや
むやみに太った片耳のない白黒猫が休止符のようにうずくまる。
田螺の奥にはぴかぴかと豪奢な応接室があって。
きみが昨日まで住んでいたのは
絵画のなかの世界 かなりシュールな。
このあたりには80年ばかり前まであの朔太郎さえ暮らしていたんだぜ
あのとてつもない変人のさ。
風が吹き 木や草が
ごう ごう音をたて . . . 本文を読む
ああ 退屈だなあ。
エコノミークラスの座席にすわっているみたいに。
空気までうすい気がする。
ひじ掛けのある悪夢。
ひょいと座ったら 容易には立ち上がれない。
人はだれも 刑罰が決まるのを待っている。
それが生きるということと同義なのだから。
まるでカフカの短編の世界だなあ。
隣の人がガハハと笑いだす
笑いをとめることができず
苦しそうに身をよじって
笑いながらきみの助けをもとめているよ ほら . . . 本文を読む
昨日、裏の畑からこの情景を見たとき・・・
春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空、という定家の歌を連想した。
定家の歌は春だし、書斎というか、机上ででっち上げたものだと思うが、こんな茜に染まる“横雲”を見た経験は何回もあるのだろう。
ほんの2-3分の天空ショー(^^♪ . . . 本文を読む
川上未映子との対談が予想外に面白かった。川上さんのツッコミが鋭く村上さんたじたじ(^ε^)
最後までキチンと読み通した村上春樹のはじめての一冊となった。
村上さん読もうとは思っているので、かなりの著作が手許にある、訳書も。
関心持ったのは今回でたぶん4回目。
今度こそ読まなくちゃ、読めるかなあ、どれか(ノω・、)
訳書から攻めようかとかんがえたことがあったので、フィッツジェラルド、チャンドラ . . . 本文を読む
青空のスカイブルーを強調したいとき、どうすればいいのか?
な~んて考えながら撮影した一枚(^^♪
この写真からは、この日が猛暑だったことはわからない。
「さわやかな空ですねぇ」
「はい、汗だらけで撮っています」タハハ . . . 本文を読む