二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「神の子どもたちはみな踊る」を読みおえた

2021年08月14日 | シャッフル/books
友人の紹介で集英社すばる新人賞の下読みのバイトを3年やった。
そこにもし村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」の中の6篇の短編が応募されていたとしたら、「蜂蜜パイ」だけA下、ほかはB上の評価を下しただろう。
つまらなくはないが、おもしろくもないなあ( -ω-)

「蜂蜜パイ」は螺旋構造を持った技巧的作品。
どこへ向かっているのか、最後まで見当がつかなかった。
二重底いや三重底といってもいいかしらね´・ω・? 
すべて三人称の主人公、遠景に神戸・淡路大震災がある。

解釈は最終的にはむろん読者にゆだねられている。
さて・・・あなたはどう読み解くか。

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