白河にある福島県立埋蔵文化財センターを訪れたら、磐梯山麓の「法生尻遺跡企画展」をしており、見事なヒスイ大珠が展示されていた。
ヒスイの質もさることながら、通常なら平置きをするところ、立てて360度グルリを観察できる心憎い展示方法に感心していたら、「もしやうすい百貨店にいたヒスイ職人さんですか?」と学芸員さんに声をかけられたゾ。
ボトルに入れた原石の端材を2個も買ってくれた夫婦連れがその人で、話を聞くと埋文の体験学習で使いたいとのことであったので、それならと残りの端材を全部寄贈した。
企画展の展示を担当したのもこの学芸員さんで、ヒスイ職人としてヒスイ装身具を最も美しく見せることのできる展示方法に感銘を受けるし、特に裏側から観た透過光がスバラシイです!と感動を伝えたら、スポットライトの当て方などで話が弾んだ。
ありがたいことに1時間近くも展示品の説明をしてくれて、今度は糸魚川を案内しますよ!と再会を期してお別れ。
秋田・青森・北海道が「縄文王国」を名乗って世界遺産を目指しているが、福島県も縄文、弥生、古墳と面白い出土品が多く、けっして負けてはいない。実は福島は土器も面白いということを知った。
むろん人もいい。
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