「輪島漆器販売義援金プロジェクト」の第二章がスタートした。
わたしの通販サイトは問合せ先として機能させ、各地の展示販売サポーターのwebカタログと使ってもらい、今後のわたしは漆器販売希望の被災者と販売サポーターの縁結びに軸足をうつしていく。
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輪島では四箱の家具膳が確保する予定が、真っ暗な蔵の2階から一階におろしてみたら、奥から次々と箱入りの漆器が出てきて山積みになってフハ〜!
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この方とは都内のサポーターと縁結びができているが、わたしが回収してサポーターに送ると、漆器の埃汚れ落としから梱包発送の手間暇がものすごいことになるから、今後はクリーニングと梱包発送までは被災者にお願いして、サポーターと連絡をとりながら必要な個数を送ってもらう方式にする。
そのことで被災者とサポーターの関係も密接になり、持続可能性な見守りが可能になっていけばいいと思うし、サポーターのモチベーションもあがるに違いない。
このプロジェクトはモノの販売が目的としてではなく、モノの販売でモノガタリの共有と義援金をお渡しすることが目的という主旨に賛同してくれるのはサポーターだけでなく、能登入りしてからマスメディアの取材も次々と入った。
取材時もニュース枠を埋めるニュースソースとして簡単に捉えず、活動主旨に共鳴してくれた人ばかりで、能登入り初日で取材された中日新聞の女性記者は2時間以上も話しを聞いてくれた。
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輪島を去る日、ねぐらに借りている空家の前で車に荷物を積んでいたら、犬の散歩のご婦人が元気におはようございます!と声をかけてきた。
新潟から来たボランティアだと自己紹介したら、朝ごはん食べていきなさいと自宅に連れて行ってくれてサンドイッチをごちそうになった。
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かろうじて住めてはいるものの半壊認定をうけた自宅の独り暮らしのパートナーは犬だけで、さみしいのかわたしの足元にずっといた。来月から仮設住宅に引っ越すのだそうだ。
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輪島市街地には震災で行方不明になったネコを探すポスターが張られている。東日本大震災の時に山形の先輩の家ネコも行方不明になったが、1年後に汚れてガリガリになった姿で戻ってきたそうだ。ペットロスで気落ちした人も多いだろうが、希望を失わないでほしい。
とにかく動かないとなにも始まらない。能登を見守る人が全国に広がって欲しい。
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