ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

食品インフレ・ウォッチ

2006-02-10 | 経済・政治・社会
去年9月にメルマガ「2000円暮らし」を配信してから、かれこれ半年。最近、なんとな~く食品価格にインフレを感じるようになったので、試しに検証してみました。
(1週間の消費量を元に、=が変わらず、↑は値上がりしたものと現在の金額。比較のため為替はいずれも1ドル=80円で統一)

05年9月末             06年2月現在
米-5キロ(560円)            =
パン-2.5キロ(320円)          =
麺・パスタ-2.5キロ(640円)      =
ジャガイモ-5キロ(240円)       ↑  280円
玉ねぎ-2.5キロ(80円)        ↑   100円 
肉-3.5キロ(2000円)          =
魚-2キロ(1600円)           =
ミルク-7リットル(1000円)       =
チーズ-0.6キロ(480円)        ↑  600円
玉子-30個(400円)           =
オレンジ-4キロ(500円)        ↑  640円
りんご-2キロ(160円)         ↑   320円
バナナ-2キロ(160円)         = 
段ボールいっぱいの野菜(1200円)  =
豆腐-2丁(160円)            =

計9500円               計9980円(+5%)

全体で平均5%の値上がりってとこですが、価格変動の激しい生鮮食料品としては普段からこれぐらいの値動きはあるので、むしろインフレ感がある割には価格が安定しているというべきでしょうか?

しかし、詳細を見るとちょっと様相が違います。
ジャガイモと玉ねぎは完全な値上がりで高止まりしたまま。
(←この辺が値上がり筋。いずれも10Kgパック)
チーズも世界的な価格高騰を反映して、NZのような主要生産国でもかなり高くなってきました。メーカーを変えたりして、防衛策に出てますが消費量も増えがちで、こればかりはどうにもなりません。

オレンジとりんごの値上がりは季節要因がほとんどでしょう。
真夏にこうしたフルーツが安いわけないですよね? バナナのような季節要因がないものは価格が安定しています。一時、イチゴがものすごく安く、今はモモやプラムがたくさん出回っているので、旬のものを中心にしています。おいしいですしね♪

穀物価格の安定度には目を見張るものがありますが、これは為替によるところが大きそうです。パン以外は輸入品なので、これからNZドル安が本格化すれば、一気に価格が跳ね上がりそうです。ある程度買い置きができるものなので、若干はストックを積んでますが時間の問題ですよね~´。`? イタリア製のパスタが、一袋1ドルを切ることなどなくなってしまうんでしょう。(残~念TT)

野菜、肉、魚の見た目の価格は安定していますが、これも買い方に気をつけているためで、個々にはけっこう値上がりしているものも。野菜は夏野菜が割安になっていることに、かなり支えられています。問題は冬場に青菜がいくらになるか、でしょう。肉も同様で、特にトリ肉は全体的にジワっと高くなっている気がします。

魚も魚屋が認めるほど卸値レベルで上がっているそうですが、
これも種類を変えたり、冷凍物を活用したりで平均価格をなんとか維持してます。その分、魚の玉子でタラコもどきを作ったりするようになりました(笑)冷凍ホキやドリーも大活躍。

ミルク、玉子、豆腐など国産ものは、このエネルギー価格と人件費の高騰にもかかわらず、がんばってますね~。エラい、エラい。しかし、いずれもまったく買い置きができないものなので、ある日突然値上がりしても、無抵抗に受け入れるしかないのですが・・・。

うちの場合、価格に加え、消費量との戦いもあり、食べる量が日増しに増えていく息子たちに加え、
「いったいいつまで食べ盛りなの?(今月から40代でしょ!)」
と言いたい夫まで、なんだかみんな食べまくってますよ(笑)
私の消費量はほんのちょっとながら減ってますが、焼け石に水ってやつですね。これからも価格ウォッチをしっかりするとしましょう。