普通の人として生きる選択

女子会で友人から聞いた話


かつての隣人の娘さんは軽い
知的障害がありました。高校
生になると勉強についていけ
なくなりました。母親の選択
は娘を特殊支援学級に入れる
ことではなく、退学でした。


娘のためにクルマ社会のNZ
で最も一般的な宿泊施設であ
るモーテルで清掃とベッドメ
イクの仕事を見つけ、まず働
かせてみることにしました。

(※こんなイメージの部屋)


学校の勉強で自信をなくして
いた娘さんは、きっちりベッ
ドメイクすることに喜びとや
りがいを見出し、生き生きと
働くようになったそうです。


長年勤めた挙句、そのモーテ
ルの管理を任せられるように


10室前後の施設ですが、お金
も預かれば、予約の管理もあ
ります。トラブルがあれば駆
けつけなければなりません。


しかし、客室管理で自信と手
応え得た娘さんは、立派にモ
ーテルの支配人としてやり遂
げ、独り立ちしたそうです。


「私が死んだ後も1人でしっか
り生きていってほしかった」
それが後日聞いた母親の本音


特殊学級で特殊な道を歩ませ
るよりも、本人が自信をもっ
てできることを見つけだし、
普通の人として生きていく。


もちろん給与も他の人と変わ
らず自立できることが大事


母親は障害の度合いからみて
それは可能とみていたよう。


愛とは信じることなんだと、
いつも思うことを再び納得


この話をしてくれた友人も親
族に同様の10代の男の子がい
ます。高校中退後はいくつか
のコースに通っているものの
父子家庭で父親は仕事に忙し
く無口。息子は長い時間を家
で1人で過ごし、心配とか。


「音感が良くて作曲もでき、
楽器さえいじっていれば飽き
ることがないの。なんとかし
てあげたいけどどうしよう」


彼にも自立の道が開かれるこ
とを、心から願っています🙏