ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

三方よしで家の売却

2025-03-06 | 移住生活
長年の友人と久々に会ったら
「息子の家が売れたのよ~
と嬉しそう。家を売りに出し
ていたことすら知らず、すで
に一家で仕事で海外へ行って
いるはずだったので「??」


息子一家はウェリントン在住
でしたが、マレーシアでの仕
事の契約を得て一家で赴任。


1度行ったら長くなりそうだ
ったので自宅を売却していき
たかったものの、今の首都ウ
ェリントンは公務員の大量リ
ストラで景気が急激に悪化。

(※局地的景気悪化の首都)


売れないままNZを離れ、家
は賃貸に出していきました。


テナントが決まり順調だった
ところ「家を買い取りたい」
という彼らからの申し出があ
り、値段も上手く折り合って
売却決定となったそうです。


「これで海外生活を満喫でき
って喜んでいるのよ~」


別の友人の妹夫婦はワイカト
でリタイアし、何エーカーも
ある広大な庭付きの家を買い
夫婦共通の趣味である造園に
勤しみ、3年をかけて完成
という時にご主人のガン発覚


1年以上の集中治療の甲斐あ
って無事寛解。しかし、体力
が急激に落ち、もうガーデニ
ングは無理で家の売却を決定


「でも、あんな田舎に引っ込
んでしまって売るのは大変。
近くの家も売家のまま何ヵ月
も経ってて、妹も悩んでる」


と友人も心配していたところ
「妹たちの家が売れたのよ
という、これまた意外な朗報


購入したのは、巡回看護師


医療へのアクセスの悪い場所
なので、看護師が定期的にご
主人の容体を確認しに来てい
たのですが、ある日、彼女が

(※地方はそういう医療もあり)


「素敵な庭だわ。いつかこの
家を売りたくなったら、ぜひ
私にも声をかけてほしいわ」


こんな事ってあるのですね


看護師はいつも「すごく素敵
な家がある」とご主人に話し
ていたそうで、2人で気に入
りトントン拍子で売却決定


売り手、買い手、家そのもの
が三方よしの理想的な取引。


家には何かが宿っていると思
っているので、引き継ぐ人が
気に入ってくれていることは
売り手には大きな慰めでは


2軒とも早々に引き渡しです。



この記事についてブログを書く
« ツイてるMの字 | トップ |   

移住生活」カテゴリの最新記事