ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

温の手料理

2010-03-07 | 海外子育て
日本から戻って早2週間半。3回目の週末を迎えました。

温(16歳)はスーッと元の生活に戻り、まるで何もなかったかのよう
善(12歳)もすっかり新しい学校に慣れてきたようです

登下校とも同じバスなのに、2人は別々の時間に家を出て、別々のバス停でバスに乗っています 帰りは同じバス停で降りるものの、一緒に歩いてくる友だちが違い、歩くスピードも違うので家に着く時間がバラバラです。先週金曜日は初めて一緒に帰ってきて、逆にビックリしました。


温は日本で始めた料理にすっかりハマってしまい、ホスピタリティーの授業(家庭科の拡大版?!)で毎週のように調理があるので喜んでいます。

昨晩はさっそく授業で習ったパスタ・サラダを作ってくれました~
フェタとパルメザンのチーズ2種類にマヨネーズという、
「温がキライなわけがない!」
の濃厚なサラダ

ほうれん草やバジル、サラミやエビも入っています。これだけで一食分になるボリューミーな一皿で、立派な夜ご飯になりました。
(庭のトマトも大量消費できたし


この時期、土曜日の夜はラグビーがあるので、作ってもらえるだけでもバンバンザイ!毎週作ってくれないかなぁ~ アシストするからさぁ。

日本の高校受験はダメだったものの、料理の方は上手くいきそうで、それはそれでシメシメな母親なのでした。

取引成立

2010-03-06 | 映画・文化
香港から持ってきたデスクランプがいよいよついたり、つかなかったり。
今年に入ってからは騙し騙し使っていたのですが、騙せなくなりました。
数日連続で使えず、これでは仕事もままならず、買いに行きました。

実は1月に夫用、子ども用と3台のデスクランプを買っていました。
夫用に買ったところ、なかなかよかったので翌日子どもに買い足しました。
4人ともパソコンに加え読んだり書いたりと、机に向っている時間が長く、善(12歳)以外は近眼という事情もあってデスク周りの明るさは必須です。

1月はある大手照明器具チェーンでバーゲンをしており、3割引でした。
3台買ったので100ドル(約6,000円)近く浮きました


今日同じ店に行ってみると、商品はあるものの定価の99ドル
景気悪化で年中バーゲンをやっているとはいえ、さすがに3割引きをずっと続けているわけにもいかないでしょう。
(3割引いても利益が出るって、元はいくらなんでしょうね?)

「定価かぁ~
とディスプレーの前に2人で佇んでいると、お店の人がやってきました。

「この商品、1月に3割引で3台買ったんだけれど、もう1台必要になって。もうバーゲンはやってないんですか?」
と、夫がやって来た初老のキウイに尋ねると、彼はやや驚いた様子ながら、侮蔑どころか嫌そうな表情も見せずに、
「ちょっとお待ちを。」
と言ってレジに戻り、老眼の鼻眼鏡でパソコンをカタカタカタ・・・・


アジア人が値切ると露骨に軽蔑した視線を送ってくる西洋人がいます。
習慣の違いなので是非は問えません。

アジア人にしてみれば、一声値切るのは買い物の常識で(ある大阪人によれば大阪でもそうするそうですが、関東では珍しいと思います)、
結果には案外無頓着。引いてくれたらラッキーぐらいな話。
(アジア歴20年の西蘭家はこの辺の感覚はかなりアジア化してます)

西洋人にすればセンスのいい物を買い付け、丹精込めてディスプレーし、適正と思われる価格で堂々と勝負しているのに、その辺の思い入れを頭ごなしに否定されるような、値切りには耐えられない・・・・

ところが、このチェーン店の店長かフランチャイズとしてのオーナーと思しき人は、憤慨している様子がありません。仕入値でも確認してきたのか、
「30%オフでいいですよ。」
と実にあっさり引いてくれました。ラッキー

夫の物言いにガツガツしたところがなく、ありのままの話を素直にしたのが良かったのか、安くしても売りたいという店の意向があったのか、もしくはその両方か・・・・


とにかく取引は成立しました。



で、ただ今机の上はこ~んな感じに。

そうでなくてもゴチャゴチャしていて風水の良くない状況なのに、さらに2台のデスクランプでゴチャゴチャ度MAX

香港から持ち込んだクロい方が明るさが倍なので(この長さのものは本当に珍しく、香港でも何軒も回ってやっと見つけました)、うまくついてくれたらこちらを、ダメだったら買ったばかりのシロでバックアップです。

う~ん、クルマといいランプといい、香港時代からの愛用品がひとつずつダメになっていき、淋しい限りです

16歳、運転中

2010-03-05 | 海外子育て
そういえば、先月末にクルマを買い換えていました。


忘れていたわけではないのですが、私は廃車にしてしまったSAABが恋しくて恋しくて、新しいクルマには今のところほとんど気持ちが行かず、ここに登場することなく早1週間

その間、私が運転したのは1回だけ。
(ウィンカーの位置が反対で、晴天の日にワイパー出しまくりました
温(16歳)の方がよほど乗っているという・・・・・

(初めて1人で水中ホッケーの日曜日の朝練に行くところ→

この時間の交通量など知れているし、なにより送迎しなくていいしでバンバンザイ!)



温はココで限定免許(リストリクテッド・ライセンス、家族以外の人を乗せてはいけないとか、夜間の運転ができないなど条件付き免許)の実技試験に落ちたものの、その後、日本での高校受験直前に再挑戦し(自腹で)、
無事、合格~

晴れて1人でどこへでも行かれる身になりました。

←行ってらっしゃ~い
このクルマなら水中ホッケーの道具もドーンと乗りますが、まだチームメートを乗せてはいけないので、1人で出発。


私は日本の教習所でニッサンに乗った以外、愛車SAABにしか乗ったことがないので、このクルマに乗ると家電製品の中にいるような気分です。
ハンドル、細~い
ドア、薄~い
計器類もウィンカーも何もかも、軽そ~


でも、
フロントガラス、大きい~
視界、広~い
燃費、良さそ~

と、日本車のキメの細かい造りもつくづく実感。


でもでもでも、やっぱりSAABが恋しくて・・・・
ほとぼりが冷めるまで、しばらくクルマに乗ることはなさそうです。
(まぁ、1人で行くところもないんですけどね~)


SAABとの不思議な思い出はメルマガにもしています。
よろしかったらご覧下さい。
Vol.0373  生活編 ~森羅万象とともに~
Vol.0374  生活編 ~森羅万象とともにⅡ~
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桃の節句のモモちゃん

2010-03-04 | ペット・動植物
女の子のいない西蘭家には素通りの桃の節句。

素通りも素通り、昨日は今日の庭ゴミ(専門業者による草木だけの有料の回収)の回収に向けて、長靴ばき(←違っ)で庭の片付けに精を出し、オメデタさの欠片もありませんでした。

そんな日に、シェッド(納屋)の裏で見つけた小さな苗木

「桃の節句に見つけたんだから桃の木に違いない!」
(見りゃわかるって?)

多分、桃かネクタリンだと思います。




3ヵ月前にココで大量の「お宝」に遭遇しなかったら、私には桃の苗木とは見抜けず、他の雑草と一緒に引っこ抜いてゴミになっていたはずです。この時期に出会って幸いでした。


こーんな淋しいところに、
ひっそり“立って”ました。

日当たりの悪い場所でカンカン照りにならなかったのが幸いしたようで、ここ何週間まともに雨が降っていないのに、20cm近く育っていました。



しかも、ここは雑草が根付かないように不要のブロックを敷き詰め、その上にサラサラのコンポストをかけてブロックを隠している場所で、桃が生えていたのもブロックの上の、土らしい土のないところでした

「よくも、こんなところで!」
と、感動の発見でした。

「きっとこの生命力で生き延びてくれるだろう!」
と、さっそく今日植え替えました。

以前、納屋の周りを整理しているときに、コンポストの中から桃の種が出てきたことがあり、
「へぇ~。こうやってコンポストの中に放り込んでおいて、発芽したら植え替えるのか~
と思い、またコンポストに種を戻したことがありました。

その後、自分も真似をしたかどうか記憶が定かでないのですが、ひょっとすると以前のオーナーが放りこんでおいた種が発芽したのかもしれません。

自分で植えて忘れていた
「お宝たち
とは違う種類のようです。
(いろんな実がなるといいなぁ~
白桃+桜桃+ネクタリン


庭が桃の苗木だらけですが(これで7本目)、とりあえず大事に育ててみようと思います。(4本は寄付する予定)

多肉の「ミドリちゃん」 
みかんの「ミホちゃん」 、

(ミホちゃん近影。ココ「1年で100個」と言っていましたが、淘汰に次ぐ淘汰で今の実は20個ほど。少なくなった分、もりもり大きくなってます

ときたので、この木の名前は、
「モモちゃん」
に決定ですね

福はうち

2010-03-03 | 家&庭関係
タイトルとは裏腹に、今日はひな祭り。

女の子のいない西蘭家にはなーにも関係なく、例年素通りです。
(息子たちも大きくなって「子どもの日」すら素通りでしたっけ


日本から戻って以来、ずーっと気になっていた丸花壇。
 
ハイ、ぼうぼうです


昨日、やっとこさ床屋さんをしました~
 
私の髪よりマメに切っているという、ウワサ



周りのラベンダーもカットしてスッキリ。

この囲いの中に植わっているのがブルーベリー→
ラベンダーばかりのところに植えたので、今のところトリには気付かれていない様子。シメシメ


こちらはレモンの老木「オールドレディー」の幹から出てきた新芽です

枯れ木のような幹からこんなに色鮮やかな葉っぱが!
自然の見せてくれる不思議な手品のようです。


幹の根元は半分枯れかけていてスカスカ、ボロボロなのですが、あちこちで芽吹いています→

1、2年で右側の枝のように直径1cm以上の太いものに育ってきます。


その後はこんな感じにしっかり枝ぶりもよくなってきて、花まで咲かせます。





花が咲くということは・・・・・・





ハイ、実もなるんです。
 
先端はこんな風に、ただ今直径1cmぐらいの実が


「これが大きくなったら、こんなに細い枝で支えきれるんだろうか?」
という野暮な心配は置いといて、ガンガン育ってほしいと思います。
がんばれ


こちらは離れの建設の時に九死に一生を得たみかんの老木。

枯れ木のような根元からどんどん新しい枝(芽?)が出てきて、元の幹をグルリと囲むようです。

さらに新らしい芽も吹いて、新芽on 新芽


この生きようとする姿、伸びていく力。
本当にいとおしくて、かわいくて、感動します

ということで、今日も庭日記
出かけていない証明ですが、3週間も留守にした後なので、
まだまだ「福はうち気分が続いています。

(というか、家でやらなきゃいけないことが山積みだし~x_x

遠方より

2010-03-02 | 私事・リタイア・人生
先日、このブログのメッセージ機能で届いたメールに懐かしい名前を見つけて、ビックリ
香港時代の同僚でした。


『実は数日前、プラダの靴のかかとが折れた事件をふと思い出し→みことさんを思い出し→西蘭花日記だっけ?から検索したんです』
と、あるじゃないですか!

そうそう、ありました、そんな事件。
ある朝、オフィスで私のパンプスのヒールがボキリと折れる事件が発生
(それは見事な折れっぷりでした
10cmはあるヒールだったので、突然にして歩けなくなりました。
慌ててメールをくれた同僚から靴を借り靴を買いに行って難を逃れました。

多分10年ぐらい前の話ではなかったかと思います。
そんなことを思い出してくれただけでも感激なのに、さらにネットで検索までしてくれて感激x2倍!いや、3倍

彼女は2003年に香港を離れましたが、その年はSARSで大騒ぎでした。私たちも4ヶ月間日本に退避し、戻って早々に移住の件で動きだし、わちゃわちゃやっているうちに愛猫ピッピのガン発病、移住決定となり、その間ずっと音信不通でした。

7年ぶりの連絡再開って、ちょっとスゴくないですか?
Aさん、ありがとう~


その2日後、今度はオーストラリアに住む友人からのメールが・・・・・
『今日、新しいリリアンナの封を切ったときに、何だか突然にみことさんの顔が頭に浮かんだので突然メールしました』

私たちはシンガポールの小さなサロンの漢方化粧品リリアンナの大ファンで、お互いリリアンナを使っている人に初めて会ったのと、無類の猫好きということで、初対面から意気投合した仲でした。

こちらは半年ぶりぐらいに連絡をもらったのですが、タイミングが絶妙。
「プラダの次はリリアンナかぁ~」
と、個人的に感無量でした。


その2日後、今度は実家の母からの電話。
「高校時代の同級生っていう人から電話が入ったわよ。」
「えぇぇぇえ??」

名前を聞いたら、高校どころか小学校1年生の時の同級生でもあった人でした。
信・じ・ら・れ・な・い
なに、このタイミング

今のところ、電話が留守電でつながらずにいますが、早々に20年ぶりの声を聞くことができるでしょう。楽しみ~


その翌日、今度はチャリチャリ音のする手紙が届きました。
開けてみると、こ~んなにかわいいトラのチャームが・・・
 
しかも4匹、家族全員分


このブログにも登場した凸美さんからでした。
ずーっとご無沙汰しているのに、温(16歳)の急転直下をメルマガで知り、
『皆、がんばったね。“ふとっちょのトラくん”を同封します。いい事がありますように』
と気に掛けてくれ、鈴を鳴らしながら胸がいっぱいになりました。

受験が決定した1月17日から走り続け、日本滞在中も受験の準備と持ち込んだ仕事と関係者との面会でバタバタ。結果が出たら出たで、時間を惜しんで人に会い、予定を繰り上げて戻り、またまた仕事と家事でバタバタ。
そんな落ち着きのない浮き足立った日々から目覚めさせてくれた鈴の音。


この1週間で遠方よりたくさんの手が差し伸べられてきました。
これは偶然ではないでしょう。
みんな、どうもありがとう!

チャッチャ4コマ劇場Vol.16:一応、見回り中

2010-03-01 | 4コマ劇場
あっ!

四つ足発見だニャン 
(毎日見てるけど)


「・・・・・・・・・



困るニャン。勝手に入ってきて。



誰だか知ってるけど、

一応、においかいどこう。