to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

訓練の面白さ

2011年05月22日 | Obedience

何度もこのblogの中でも書いてきましたが、私は犬の訓練が好きです。

そして、訓練された素晴らしい犬を見ると、その取り組み方、作り方を知りたくなります。

訓練競技会など参加していると、素晴らしい犬とハンドラーがたくさんいます。

どんな演技を見せてくれるかは本当に楽しみです。

そして、ハンドラーと犬の、パドックでの練習の様子を覗き見すると、

その犬の仕上がり具合や、ハンドラーの取り組み方が垣間見れるので、

本当に参考になります。

 

私は仕事柄、高い技術を習得するには、良い仕上がりの物を見ることが、

最高の教科書だと思っています。

しかし、どんなに技術が高くても、仕上がりが悪い物は、人に感動を与えることはできません。

犬の訓練も同じだと思っています。

技術的に良いモノを持っている、または犬の扱いが直感的に上手い人はたくさんいるけど、

最後の仕上げまでたどり着かない人はごまんといます。

この仕上げと言うのは、どんなに技術があっても、直感に優れていても、

ここからは、同じように努力の過程を踏まないと出来ない部分だと思います。

誰にでも平等なんですね。だから面白い。

平等であるが故、どんぐりの背比べ、重箱の隅をつつく、

そんな作業を延々とやらなければ完成しない。。。なかなかたどり着けない。

早々に諦めて、知った顔をして服従訓練の批判をする人もいるけど、

そんな人には、絶対に見ることのできない犬との魅惑の世界があるのだ。

 

仕上げとは、魅せるということです。

魅了させる、ここを楽しんでいる魅力的な人や犬もいる。

私は、そうでありたいし、そういう魅力的な人と犬を尊敬する。

ぜひ、イキイキとした目でハンドラーを見つめながら、喜びに満ち溢れた表現をする

素晴らしい魅力的な犬たちを多くの人に見て欲しい。

そして、それが特別な人や、特別な犬でなくてもできるんだということを

もっと、意識して知ってほしい。

「もともと、おりこうさんだったんでしょ」「あ~、ウチの子はムリムリ~」

そ~んなことありません。

ウチも、普通の飼い主と、ただの犬ですから。

 

 


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