欧介は、ボール遊びができませんでした。
一般的に、ボールに興味を持たせるには、
子犬の頃のある一定の時期にボール遊びをすると、執着するようになる、
って、言われていますが、
本当のところはわかりません。
欧介は、ボールを投げても追いかけることはなくて、
キュッキュと鳴るオモチャやボールをくわえて、
一人占めして、走りまわっては、投げ、動いたオモチャに跳びついて、
一人遊びをしていました。
そして、ものの数分で飽きてしまい、
2度とそのおもちゃで遊ぶことはしませんでした。
o-mamaが取り上げようものなら、一瞬で興味を失い、
「つまんないな、もういいよ」とでも言いたげに、
プイッとそっぽを向いてしまうのでした。
そんな欧介ですが、今は一つのボールで楽しく遊べます。
欧介にとって、ボールを持ってくる=服従心だったようで、
オビが完成してくると同時に、ボール遊びも楽しくやるようになってきました。
蒼太は、上記の刷り込みの時期に上手なボール遊びをしてあげたせいなのか、
ボール大好きな子に育ちました。
とは言っても、o-mamaが思うには、
蒼太は元々ボールが好きな子だったような気がします。
何故、今更ボール遊びの記事?なのか?と言うと、
最近立て続けに、「ウチの子はボール遊びができない」という相談を
されたからなんです。
「ボールは取りに行くんだけど、持ってこないんだよね」
とか、
「取りに行くのかと思うと、匂いをかぎに他へ行っちゃう」
とか、
「2・3回するともうやらない」
欧介がボールで遊べない頃、この悩みすべて、o-mamaも持ってました。
でも、ボール遊びをしているときに
何か画期的なテクニックを使ったから、
ボール遊びができるようになったわけではないのです。
ただ、言えることは、
犬は、ボールを持ってきてもそれほど良いこともないし、
持ってきたいと思うような飼い主でもないってことなのかな?
つまり、飼い主がボール遊びが上手じゃない。
欧介と蒼太のビデオを見ると、o-mamaの態度がちょっと違う。
欧介の時は、最初に気分を盛り上げて、持って来てる時も
声のトーンが高く、「よしよし」とか「いい子」とか褒めと励ましの言葉をかけている。
持ってきたら、o-mamaが喜んでいる、よかった、嬉しい、楽しい、
と欧介が思うようにしているのだ。
蒼太の時は、「持ってきて」「スワレ」「ヤメ」など訓練用語が多い。
これは、ボールに対してモチベーションが高いので、
すべての行動に対して明確な指示とコントロールをくわえることで、
興奮時でも声符が聞けるようになるという意味合いもある。
人間の子どもが、遊びの中で学び、心や体が成長するように、
犬も遊びの中でもルールを作ることで、学び成長するのだと思います。
ボールを飼い主のところへ持ってきて、パッと吐き出す子がいるとしたら、
o-mamaは投げる気がしなくなります。
なぜって?それは、
「はやくなげろよ!!」って犬に命令されている場合が多いから。
きちんと手に持ってくる、「持ってきましたよ。投げてください」
「ありがとう。投げるからね。持っておいで。」
こういう会話を犬たちとしたいのです。
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