旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

四万の甌穴

2008年05月10日 | 旅 歴史
 今日は群馬県中之条町大字四万にある四万の甌穴を紹介します。
 四万温泉の少し手前、国道353号沿いの四万川にに架かる「秋鹿橋」から下流の約130mの間に大小8個の甌穴が見られます。
 甌穴とは、川の渦巻き状の流れにより、石や砂が同じところを回り、川底の岩盤と接触して侵食されてできた丸い穴です。
 四万川の強い水の力が川底の転石を回し、岩盤(凝灰岩)の接触部に凹みを生じ数万年という長い年月にわたって浸食したものです。
 大きいものでは直径約3m・深さ4mを越える甌穴もあります。これらは昭和46年(1971)12月22日県の天然記念物に指定されました。
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