旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

井山宝福寺

2014年05月05日 | 旅 歴史
 岡山県総社市井尻野に井山宝福寺があります。
井山宝福寺は、臨済宗東福寺派の中本山で七堂伽藍が揃っている地方では珍しい巨刹で、雪舟が修行した寺としても有名です。創建の年代は不明ですが天台宗の僧・日輪によって開かれたといわれています。
 鎌倉時代の貞永元年(1232)に地元真壁郷出身の禅僧・鈍庵(どんあん)慧總によって臨済宗に改宗したそうです。当時の天皇であった四条天皇の病気が鈍庵の病気平癒の祈祷で平癒となったため勅願寺となり繁栄したそうです。
 一時は寺領3千石、末寺の数は300、山内の塔頭子院は55宇という中国地方屈指の大禅林となったそうです。しかし戦国時代に起こった備中兵乱のため、天正3年(1575)に堂のほとんどが灰燼に帰してしまいました。それでも三重塔と般若院だけは兵火を免れました。
 この三重塔は国宝に指定され、現在は国の重要文化財に指定されています。その後、井山宝福寺は荒廃しましたが、江戸時代初期に勢いを盛り返し、山門、仏殿、方丈、庫裏、禅堂、鐘楼、経蔵の禅宗様式七堂伽藍が再建されました。

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