風見鶏の館のすぐ前にある旧シャープ住宅は明治36年(1904)、当時のアメリカ総領事であったハンター・シャープ氏の邸宅として建てられました。「白い異人館」と呼ばれていましたが、平成元年(1989)に改修により創建時の外壁の色「萌黄色」に塗りなおされたため「萌黄の館」と呼ばれるようになりました。
設計はイギリス人の建築家アレクサンダー・ネルソン・ハンセルだといわれています。木造2階建て、寄棟造り、桟瓦葺きで、上下窓鎧戸が付いています。軽快な典型的コロニアル様式で、正面1階はテラスになっています。その上部は全面開放のベランダ風サンルームになっています。
装飾はバロック様式で、ベイ・ウインドーやモザイク装飾の階段などに贅沢な意匠が見られます。平成7年(1995)の阪神・淡路大震災では3本の煙突がすべて崩落し外壁に亀裂が生じるなど大きな被害を受けましたが、翌年復旧されました。昭和55年(1980)に国指定重要文化財に指定されています。
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装飾はバロック様式で、ベイ・ウインドーやモザイク装飾の階段などに贅沢な意匠が見られます。平成7年(1995)の阪神・淡路大震災では3本の煙突がすべて崩落し外壁に亀裂が生じるなど大きな被害を受けましたが、翌年復旧されました。昭和55年(1980)に国指定重要文化財に指定されています。
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