
東京都港区白金台に明治学院大学があります。
旧宣教師館のインブリー館は平成10年(1998)に明治学院インブリー館として国の重要文化財に指定されました。洋風住宅の特徴を最も良く示す宣教師館として貴重な建物です。
島崎藤村が小説「桜の実の熟する時」の中で、「・・向ふの講堂の前から敷地つづきの庭へかけて三棟並んだ西洋館はいづれも捨吉が教を受ける亜米利加人の教授達の住居だ。白いスカアトを涼しい風に吹かせながら庭を歩いて居る先生方の奥さんも見える・・」と書いています。
インブリー館はウィリアム・インブリー(William Imbrie 1845-1928)博士が長く住んでいたことから名付けられています。木造、2階建て、銅板葺きで建築面積150.8平方mです。明治22年(1889)頃に建てられています。
建築様式は1870年代アメリカで流行した木造住宅様式です。大正3年(1914)の火災により屋根と外壁の一部が類焼しました。昭和39年(1964)に東京オリンピックにともなう国道1号線の拡幅で現在地に曵き屋され、平成9年(1997)に修復が完成しています。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/

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