大阪府吹田市内本町に旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)があります。
西尾家は皇室に米を納める仙洞御料庄屋を勤めた家柄です。第10代與右衛門、11代義成、12代義雄により、明治中期から昭和初頭にかけ建物や庭園が整備されました。14代当主が亡くなり、相続税として国に物納され、吹田市が管理委託し、吹田文化創造交流館」として一般に公開しました。
西尾家の当主たちは教養豊かな茶匠で、近代的な学問を修めた文化人でした。茶道藪内流、建築家武田五一、植物分類学者牧野富太郎などの著名人との深い交流がありました。またこの地は音楽家貴志康一の生誕の地でもあります。
数寄屋風を意識した風格のある主屋、茶道藪内家の指導で完成した茶室、茶庭、武田五一設計による和洋折衷の意匠を試みた離れ、牧野富太郎の関与が伝えられる温室など、文化性に富む優れた建物群や庭で構成されています。
4千5百平方mもの広大な敷地に、主屋・茶室積翠庵・離れ東棟・離れ西棟・米蔵・戌亥土蔵・戌亥角土蔵などが建てられていて、これらの建物と土地(納屋・庭門・四腰掛・石灯籠・防火水槽・温室基礎部を含む)が国の重要文化財に指定されています。
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