オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

とらじろうのブログ旅 北海道と東北の旅 ペラ屋さんはアーティスト

2010-08-20 23:01:01 | 2010年夏 北海道・東北の旅
8月17日 9日目

バーナーで炙ってハンマリングしたり、肉盛り溶接で修理したスクリューは
何れも最後は研磨をして仕上げられていく。



均等な研磨目は見る者を魅了する。



大きなグラインダーを巧みに動かし、研磨パッドを当てていく。


出すぎている所、へこんでいる所を見分け、均等になるように、かつ美しい研磨目に
仕上げる。


アートである。



何から何までお世話になったKOOLさん。

ありがとうございました。




大阪に来られた際には是非お立ち寄り下さい。

とらじろうのブログ旅 北海道と東北の旅 ペラ屋さんの作業(1)

2010-08-20 22:35:48 | 2010年夏 北海道・東北の旅
8月17日 9日目

船のスクリュー(プロペラ)の修理屋さんのことを「ペラ屋」と呼ぶらしい。


今日は作業がないのに無理を聞いて下さり作業を見学させて頂ける事になった。



浅瀬でヒットしたり網が絡んで変形したスクリュー。


これらをハンマリングと肉盛り溶接で修理していく。



ハイカロリーのバーナーで火を入れ作業る。





どこを炙れば元に戻せるか、経験も必要だか素材とのコンタクト、対話が大切だと思った。



溶接の実演までして下さった。




ブロンズ製のスクリューは溶接する温度も高く、TIG溶接機も500アンペアクラスで
パナソニックの特注品。


私がアルミで工作するときの電流はたかだか百アンペア程度。


スクリューの肉盛り溶接は連続で300アンペア以上。


凄まじい温度である。