北海道ツーリングで中断していたタイヤチェンジャーのオーバーホール.
一部塗り足しと塗り直しがあったので「ついで」にオーバーホール中のベルトグラインダーも一緒に
塗装しようということで下準備です.
適当にハケで塗られたベルトグラインダー. ・・・・きたない
塗装を剥離しようとサンドブラストを掛けたのですが,油性塗料と思しきこの塗装は軟らかくて
ブラストが掛かりにくい.
しかたがないので剥離剤で塗装を剥離します.
ホームセンターに行くと剥離剤も数種類売ってます.
どれも同じと思いきや,これがなかなか
右のサンデーペイントのモノは「強力」と書いている割にイマイチ.
カンペはよく剥離できて好きです.
分解時に気付いたプラテンのクラック.
錆落しのサンドブラストで完全に割れてしまいました.
鋳物の修理は難しいので上手くできるかちょっと心配.
本来なら鋳物用の溶加棒(溶接棒)を使うところですが,持っていないので一般的な溶加棒で
溶接します.
先ずはガスバーナーで予熱します.
開先をしてから面(ツラ)が合うようにセッティングしてから再度加熱.
仮付けをしてはスコヤをあてがって歪んでないか確認します.
溶接熱での歪みを抑えるために裏から表,端から反対の端へと溶接を進めていきます.
次いで本溶接です.
プラテンの裏側から溶接を始めたところ表側にクラックが入ってしまいました.
溶接の前に放電しながらトーチを動かして全体的に予熱を与えて,表側を溶接します.
溶接のアークを止めたとたん「パキン,パキン」と金属の歪音がします.
裏側を見るとクラックが入っています.
プレート材ならこんなクラックなど入らないのですが,さすが鋳物です.
「パキン,パキン」の音の源は金属内部のストレスで金属組織が移動するときの音と
「素材の妖精」が教えてくれました.
鋳物はもろいので砕けて飛んでこないか心配になります.
普段.溶接する際は遮光面の下に保護メガネはしないのですが,チェックのために遮光面を
開けないといけないので,念のため保護メガネを併用しました.
破片は熱いので眼球を焼いてしまうので本当に怖いです.
予熱時間を延ばして温度を上げながら溶接します.
徐冷はそっと自然冷却させます.
冷却後,ワイヤーブラシでこすってクラックがないかをチェックして,一応完了
終わってから「素材の妖精」が出てきて私にこう言ってくれました.
「次はストーブに乗せて,もっと熱くしてから溶接してね」と.
もし割れたらそうします.
サンドブラストして錆をとっても鉄はすぐに錆びるので市販のリン酸皮膜の出来る錆取り剤を
塗って塗装までの間,防錆処理をしておきます.
鉄って面倒で嫌い.
余談ですが
作業用の保護メガネ.
以前はこれを使っていました.
幼なじみからは「老眼鏡?」と聞かれ,友人の河童ちゃんからは以前笑われたことがあったので
今はこれです.
ちょっとかっこよくなりました.
なので雨の日にジョギングする時も使ったりします.
ではまた.
一部塗り足しと塗り直しがあったので「ついで」にオーバーホール中のベルトグラインダーも一緒に
塗装しようということで下準備です.
適当にハケで塗られたベルトグラインダー. ・・・・きたない
塗装を剥離しようとサンドブラストを掛けたのですが,油性塗料と思しきこの塗装は軟らかくて
ブラストが掛かりにくい.
しかたがないので剥離剤で塗装を剥離します.
ホームセンターに行くと剥離剤も数種類売ってます.
どれも同じと思いきや,これがなかなか
右のサンデーペイントのモノは「強力」と書いている割にイマイチ.
カンペはよく剥離できて好きです.
分解時に気付いたプラテンのクラック.
錆落しのサンドブラストで完全に割れてしまいました.
鋳物の修理は難しいので上手くできるかちょっと心配.
本来なら鋳物用の溶加棒(溶接棒)を使うところですが,持っていないので一般的な溶加棒で
溶接します.
先ずはガスバーナーで予熱します.
開先をしてから面(ツラ)が合うようにセッティングしてから再度加熱.
仮付けをしてはスコヤをあてがって歪んでないか確認します.
溶接熱での歪みを抑えるために裏から表,端から反対の端へと溶接を進めていきます.
次いで本溶接です.
プラテンの裏側から溶接を始めたところ表側にクラックが入ってしまいました.
溶接の前に放電しながらトーチを動かして全体的に予熱を与えて,表側を溶接します.
溶接のアークを止めたとたん「パキン,パキン」と金属の歪音がします.
裏側を見るとクラックが入っています.
プレート材ならこんなクラックなど入らないのですが,さすが鋳物です.
「パキン,パキン」の音の源は金属内部のストレスで金属組織が移動するときの音と
「素材の妖精」が教えてくれました.
鋳物はもろいので砕けて飛んでこないか心配になります.
普段.溶接する際は遮光面の下に保護メガネはしないのですが,チェックのために遮光面を
開けないといけないので,念のため保護メガネを併用しました.
破片は熱いので眼球を焼いてしまうので本当に怖いです.
予熱時間を延ばして温度を上げながら溶接します.
徐冷はそっと自然冷却させます.
冷却後,ワイヤーブラシでこすってクラックがないかをチェックして,一応完了
終わってから「素材の妖精」が出てきて私にこう言ってくれました.
「次はストーブに乗せて,もっと熱くしてから溶接してね」と.
もし割れたらそうします.
サンドブラストして錆をとっても鉄はすぐに錆びるので市販のリン酸皮膜の出来る錆取り剤を
塗って塗装までの間,防錆処理をしておきます.
鉄って面倒で嫌い.
余談ですが
作業用の保護メガネ.
以前はこれを使っていました.
幼なじみからは「老眼鏡?」と聞かれ,友人の河童ちゃんからは以前笑われたことがあったので
今はこれです.
ちょっとかっこよくなりました.
なので雨の日にジョギングする時も使ったりします.
ではまた.