フライス盤が購入して旋盤やその他の動力機器をガレージに配置してものの,電源はまだ仮設のまま.
掃除のたびにほうきがケーブル類にひっかかるので邪魔に思えてなりません.
少しずつガレージの環境整備を続けていて,今はこれら動力機器のつなぎ込みを何とかしようとしています.
通常なら機械の裏の壁にコンセントを付けるのですがケーブルが床の上を這わすと掃除がしにくかったり
キャスター付きの台車を転がすのに引っかかったりするので電源コンセントは壁ではなく天井に付けようと考えています.
マキノのフライス盤の主電源のスイッチは背面に電装ボックスにあって,電源を入れるには毎回裏に廻らないとだめ.
面倒なので手前にブレーカーかスイッチを付けようと家の中を物色していたら親父が残した古いメーター付き開閉器が
出てきたのでそれを取り付けたりして作業を進めています.
動力コンセントとプラグは引っかけタイプ.
これら部材は廃棄処分する装置からいただいたものばかり.
リユースばっちり.
材料は揃ったので配線の取り回しをどうしようかと考えていたら,ふと分からないことが出てきました.
屋内配線をいじるには資格が必要なことはもとより,いろいろと法規でやってはいけないこと,やらなければならないことが
規定されています.
電線にも種類があって銅線を単に絶縁被服で覆っただけの“電線”と呼ばれるものや,さらにそれを保護するために
被服で覆った“ケーブル”と呼ばれるものがあります.
下の写真の上側の3本線のがVVFと呼ばれるケーブルです.親父はこれを“VA”と呼んでいたので私にはVVFと聞いてもあまりピンと来ません.
下側の赤い単線のものがIV線と呼ばれる電線です.
電気工事で電線を天井裏や壁の中を這わす際にVVFは保護被服があるため保護管を通さずにそのままま引き回ししても良いと
されているので非常に便利です.
対してIV線は絶縁皮膜だけなので保護管内に通さないといけない(またはガイシ引き)決まりになっています.
今回はアース付きのコンセントを取り付けたいため単純に電気工事をしようとすると4本線入りのVVFが必要ですが
あまり一般的ではないので2本や3本入りのVVFよりもずいぶん値段が上がってしまいます.
こういった場合,一般的には電線が3本入ったVVF1本とアース用のIV線の2本を引き回すそうなのですが,
ふとこの場合IV線は保護管が必要なのではと疑問に思ったのでした.
できれば面倒な保護管の敷設は避けたいですが法規を無視して他人から笑われたくありません.
ネットで検索すると“知恵袋サイト”に同様な質問がありましたが,どうも電気工事の世界は厳しい人が多いようで,
すんなり回答がなくて「資格があるならそれぐらい知っていて当然」とか「分からないなら電気工事屋に頼む方がよい」ってな
手厳しい回答が多く見受けられました.
電気事故は火災などにもつながるので用心して身構えるのは分からなくはないですが,バイク関連の質問のレベルの
低さからしたら全然大人な質問の仕方.
それなのになあと思ってしまいました.
明確な規定が分からないまま悶々とする日々.
悩んでいても仕方が無いので潔く4本線のVVFを買ってしまおうかとも考えましたが100m巻きで2万円以上するので
なかなか踏ん切りがつきません.
3本線のVVFなら在庫で持っているだけに余計に悩んでしまいます.
電気工事屋をしている幼なじみにも聞いたのですがやっぱり不要と言っていました.
さらにいろいろと調べたらそれらし理由を見つけました.
それは『アースは“電路”ではない』,『該当する項目が内線規定にない』というものでした.
いずれにせよ,『天井に照明器具をつけようと木ねじをねじ込んだらアース線をかすめた』なんてことにならないように
注意して配線取り回ししようと思います.
そんなことを考えながらの一週間でした.
追伸
とら母は結婚する前は北海道の小樽に住んでいました.
坂の町なので移動は基本,車.
とら母はパジェロのマニュアル車の乗っていました.
山の中腹にある北海道ワインで勤めていたので雪道もへっちゃら.
大阪に出てきたら狭い道に車の多さが祟ってペーパードライバーに仲間入り.
自転車は未だに不得意.
『Uターンってどうしたっけ』と北海道弁で不慣れさを露呈するありさま.
そんなとら母も友和子が生まれていつまでもベビーカーで買い物はつらいということで子乗せ自転車を買うことにしました.
普通の自転車にしようかアシスト自転車にしようかと迷いましたが聞く人聞く人がみな“電動です”というので
試乗しに行ってみました.
いまだUターンが苦手なとら母.そんな人がアシスト自転車に乗って子供を乗せて大丈夫なんでしょうか.
ちょっと心配だったりします.
ではまた