大阪の北部.
箕面市にある“箕面の滝”
自分たちが小学生だったころはよく遠足で行った場所.
野生の猿がいて,その猿が年々凶暴になってしまって,目が合えばすごい勢いで威嚇され,食べ物を持っていたら力尽くで奪って
いくほど怖い存在でした.
地図データ @2015 Google.ZENRIN
紅葉が美しい所としても有名な箕面の山々.
秋になると観光客で賑わい,週末は峠を一方通行にして片側車線をすべて駐車場にしてしまうほどです.
昨年の秋に一度来ようとしましたが時期が少し早かったのと,それでも車がいっぱいだったので断念.
寅次郎も一緒にのんびりと散歩したかったので,あえて時期外れに行ってみる事にしました.
滝を見に行くルートは二つ.
車で峠を走り滝のすぐ上にある駐車場に車で行く「楽ちんコース」と,駅から山道を歩いて行くお散歩コース.
ぶらぶら歩くのが好きなので駅周辺の駐車場に車を止めて,遠足を思い出して歩いて行く事にしました.
普通なら二時間程度の散歩コース.
寅次郎は13才になりましたが足腰が元気なのでがまだへっちゃら.
問題は娘.
今,二歳半.
まだ“おぼこい”ところが多くて道ばたの石ころとか段差に興味があってなかなか進みません.
駅もなんだか新しくなっていました.
どこの駅に行っても思う事ですが,駅だけは昔の姿のままが一番だったと思う事が多いです.
土産物屋さんがならぶ沿道を通ると何となく風情を感じます.
もみじの紅葉が有名で,そのもみじを揚げた“もみじの天ぷら”というのがここで有名なお菓子.
大阪にずっと住んで何度もここに来ていますが未だに“もみじの天ぷら”なるものを食べた事がありません.
だって“葉っぱ”ですもの.
でも美味しいと言う人がいるので今回は食べて見る事にしました.
あちこちのお店で売っていて,出来れば美味しいお店のを食べてみたいと思うのですがさっぱり分かりません.
そうこうしているうちに土産物屋さんもまばらになってきたので適当なお店で買ってみました.
甘く油で揚げたお菓子という感じ.“てんぷら”という言葉がしっくりこない気がするのは私だけでしょうか.
“かりんとう”に似た香ばしいお菓子とよく紹介されています.
食べてみましたが,もみじの存在意義はあまり感じられず,やっぱり甘く揚げたお菓子でした.
娘にも少しあげてみましたが普通に食べていました.普段はまだお菓子を食べさせていないので甘く感じたんだと思います.
とら母は葉っぱが歯に引っかかったと言っていました.葉っぱは存在したようです.
結構年代を感じる建物.古い時代の旅の宿って感じがします.
自分たちが小さかった頃,まだ新婚旅行が熱海や別府の温泉だった時代,ここももっと賑わっていたのではないかと思ったりします.
後で調べたら昔は旅館だったそうで後継者難や建物の老朽化により閉鎖となったものを2004年にリニューアルし今はカフェバーなどに
使われているそうです.
のんびりと歩くにはいいコースです.
さっき食べた“もみじの天ぷら”が美味しかったのか気になって,他のお店のと味比べすることにしました.
お店には多数のサインが飾ってあったり,テレビで取り上げられた事がいろいろ書かれていました.
『こだわりの味』『うまさがちがう』・・・・よっぽど自信ありげな感じ
・・・・何か油っぽい.さっきの方が美味しかった.
きっとこれが『こだわりの味』で,さっきのお店とは『うまさがちがう』なんでしょう.
時代は年々便利になって良くはなるけれど,その中にいて時折思うのが,まだまだ日本が広いと感じられたあの頃が何だか素敵に
思えると言う事.
知りたいことはインターネットですぐ手に入り,海外旅行も誰でも行けて,お正月もコンビニは開いて,携帯があるから彼女の家に
電話するときの緊張もない.
便利な世の中もいいけれど,見失いがちなちっぽけなことを噛み締めることができるかどうかも大切なように思います.
歩くと少し時間がゆっくり流れる気がします.
ちょっと歩くと“だっこ”,“ぶ~ぶ(おんぶ)”と訴えてくる娘をなだめすかせて何とか滝まで来ました.
実はこの滝が“人工滝”と話題になったことを最近知りました.
ニュータウン化のために道を付けようとトンネルを掘ったところ,この滝へと通ずる川の水脈を切断してしまい,そのままでは
川が涸れてしまうので川上でポンプ送水しているそうです.
すぐ上流でくみ上げていたり,滝壺から吸い上げているのではないのですが“人工滝”と“天然滝”とで意見の対立があったみたいで,
『人工滝』という人との言い分は「ニュータウンのうたい文句が「水と緑の健康都市・箕面森町」と言う割に環境破壊を
起こしている」と言う事.
『天然滝』であると言う側の言い分は「箕面の滝へ流れ込み一つの水脈が切断されただけで距離も離れている.ポンプで
放流するというのもトンネル工事の際の水量コントロールとしては普通の方法」だそうです.
箕面市の言い分はこちら.
見た目は変わってなくても中身は少し変わってしまった箕面の滝.
娘は滝そのものがまだ分かっていないみたいでした.
帰りは川の対岸側の道を歩いてみました.
こちらは少し荒れていて昔のままのようでした.
行きと違ってこちら側は階段もあって歩きにくいです.
観光客が通るのはほんの数人.地元の人がウオーキングしたり犬を散歩させる人の方が多かった.
寅次郎も楽しそう.
歩くようになだめて
無理なときはやむなく
約3時間ほどの散歩でした.
ではまた
箕面市にある“箕面の滝”
自分たちが小学生だったころはよく遠足で行った場所.
野生の猿がいて,その猿が年々凶暴になってしまって,目が合えばすごい勢いで威嚇され,食べ物を持っていたら力尽くで奪って
いくほど怖い存在でした.
地図データ @2015 Google.ZENRIN
紅葉が美しい所としても有名な箕面の山々.
秋になると観光客で賑わい,週末は峠を一方通行にして片側車線をすべて駐車場にしてしまうほどです.
昨年の秋に一度来ようとしましたが時期が少し早かったのと,それでも車がいっぱいだったので断念.
寅次郎も一緒にのんびりと散歩したかったので,あえて時期外れに行ってみる事にしました.
滝を見に行くルートは二つ.
車で峠を走り滝のすぐ上にある駐車場に車で行く「楽ちんコース」と,駅から山道を歩いて行くお散歩コース.
ぶらぶら歩くのが好きなので駅周辺の駐車場に車を止めて,遠足を思い出して歩いて行く事にしました.
普通なら二時間程度の散歩コース.
寅次郎は13才になりましたが足腰が元気なのでがまだへっちゃら.
問題は娘.
今,二歳半.
まだ“おぼこい”ところが多くて道ばたの石ころとか段差に興味があってなかなか進みません.
駅もなんだか新しくなっていました.
どこの駅に行っても思う事ですが,駅だけは昔の姿のままが一番だったと思う事が多いです.
土産物屋さんがならぶ沿道を通ると何となく風情を感じます.
もみじの紅葉が有名で,そのもみじを揚げた“もみじの天ぷら”というのがここで有名なお菓子.
大阪にずっと住んで何度もここに来ていますが未だに“もみじの天ぷら”なるものを食べた事がありません.
だって“葉っぱ”ですもの.
でも美味しいと言う人がいるので今回は食べて見る事にしました.
あちこちのお店で売っていて,出来れば美味しいお店のを食べてみたいと思うのですがさっぱり分かりません.
そうこうしているうちに土産物屋さんもまばらになってきたので適当なお店で買ってみました.
甘く油で揚げたお菓子という感じ.“てんぷら”という言葉がしっくりこない気がするのは私だけでしょうか.
“かりんとう”に似た香ばしいお菓子とよく紹介されています.
食べてみましたが,もみじの存在意義はあまり感じられず,やっぱり甘く揚げたお菓子でした.
娘にも少しあげてみましたが普通に食べていました.普段はまだお菓子を食べさせていないので甘く感じたんだと思います.
とら母は葉っぱが歯に引っかかったと言っていました.葉っぱは存在したようです.
結構年代を感じる建物.古い時代の旅の宿って感じがします.
自分たちが小さかった頃,まだ新婚旅行が熱海や別府の温泉だった時代,ここももっと賑わっていたのではないかと思ったりします.
後で調べたら昔は旅館だったそうで後継者難や建物の老朽化により閉鎖となったものを2004年にリニューアルし今はカフェバーなどに
使われているそうです.
のんびりと歩くにはいいコースです.
さっき食べた“もみじの天ぷら”が美味しかったのか気になって,他のお店のと味比べすることにしました.
お店には多数のサインが飾ってあったり,テレビで取り上げられた事がいろいろ書かれていました.
『こだわりの味』『うまさがちがう』・・・・よっぽど自信ありげな感じ
・・・・何か油っぽい.さっきの方が美味しかった.
きっとこれが『こだわりの味』で,さっきのお店とは『うまさがちがう』なんでしょう.
時代は年々便利になって良くはなるけれど,その中にいて時折思うのが,まだまだ日本が広いと感じられたあの頃が何だか素敵に
思えると言う事.
知りたいことはインターネットですぐ手に入り,海外旅行も誰でも行けて,お正月もコンビニは開いて,携帯があるから彼女の家に
電話するときの緊張もない.
便利な世の中もいいけれど,見失いがちなちっぽけなことを噛み締めることができるかどうかも大切なように思います.
歩くと少し時間がゆっくり流れる気がします.
ちょっと歩くと“だっこ”,“ぶ~ぶ(おんぶ)”と訴えてくる娘をなだめすかせて何とか滝まで来ました.
実はこの滝が“人工滝”と話題になったことを最近知りました.
ニュータウン化のために道を付けようとトンネルを掘ったところ,この滝へと通ずる川の水脈を切断してしまい,そのままでは
川が涸れてしまうので川上でポンプ送水しているそうです.
すぐ上流でくみ上げていたり,滝壺から吸い上げているのではないのですが“人工滝”と“天然滝”とで意見の対立があったみたいで,
『人工滝』という人との言い分は「ニュータウンのうたい文句が「水と緑の健康都市・箕面森町」と言う割に環境破壊を
起こしている」と言う事.
『天然滝』であると言う側の言い分は「箕面の滝へ流れ込み一つの水脈が切断されただけで距離も離れている.ポンプで
放流するというのもトンネル工事の際の水量コントロールとしては普通の方法」だそうです.
箕面市の言い分はこちら.
見た目は変わってなくても中身は少し変わってしまった箕面の滝.
娘は滝そのものがまだ分かっていないみたいでした.
帰りは川の対岸側の道を歩いてみました.
こちらは少し荒れていて昔のままのようでした.
行きと違ってこちら側は階段もあって歩きにくいです.
観光客が通るのはほんの数人.地元の人がウオーキングしたり犬を散歩させる人の方が多かった.
寅次郎も楽しそう.
歩くようになだめて
無理なときはやむなく
約3時間ほどの散歩でした.
ではまた