ゴールデンウィーの最終日、明日からの出勤に向けヴェクスター125のメンテをしたと書いたのがコチラ。
駆動ベルトやオイルを変え気持ち的にもスッキリし、ウエイトローラーの動きも良くなって加速も高回転で引っ張ってくれて
8万キロを超えたエンジンとは思えないくらい、おっさんバイクにしてはムッチャ普通に速い。
でもエンジンの振動の原因はつかめきれてなくて、どこかにまだ原因が残っていて、こちらはスッキリしない。
おまけに排気漏れによる変な音も出勤の度に度に大きくなっていってて、スッキリしない点は点はまだまだ。
ゴールデンウィーク明けの週末の金曜日の朝。会社に着く頃にはさすがに恥ずかしくなるくらいの音になっていた。
とにかく通勤車両なので、あまり手間を掛けたくないというのが本音なヴェクスター。
なのでお手軽に耐熱パテでも使ってマフラーに空いた穴を塞ごうかなんて考えながら会社の駐輪場でマフラーを見てみたら・・・・
「穴」では無く割れてました。
トホホ・・・です。
見た目も何か変で、マフラーが内寄りに寄っている。
おまけに触るとグラグラして、タイヤの側面を見たら擦れた痕が残っていた。
よく見たらマフラーを固定するエンジン側の取り付け部(ボス?)が割れてる。
ダメだこりゃ
お手軽に治そうといういう目論見が一瞬で消え去った。
嗚呼、悲し。
仕事中、どうやって帰ろうか悩んだ。
さすがにタイヤの側面に擦りながら走るのはまずい。
悩んでだあげくの応急処置がこれ。
アルミの端材をホースバンド縛って添え木風にしてみた。
とりあえず、グラツキはおさまった。
何とか帰り着き添え木を外してみたら、更に破断箇所が増えていた。
溶接で繋ごうかと思っていたけど、錆びは予想以上に進んでいて腐ってそれどころではない。
エンジン側の固定箇所は二箇所。
腐って割れたエキパイが千切れないか見たら中に細いパイプがあって、完全に分離していなかった。
マフラーを外すと割れた片割れが付いてきた。
この前の転倒がマフラー側だったので、それが仇となったのかもしれないがエキパイが朽ちてなかったら割れるまでは行かなかったのかもしれない。
排気漏れしていないからと放っておいたら“あきません”的なトラブル。
そう言えばアドレスV125も途中から、ここの部分が強化されてボルトも太くなっていた。
初期のバカっ速いエンジンとパワーダウンした後継車両との見分けがここだとバイク屋の店長が言っていた。
修理方法は二つ。
溶接で直すか予備のエンジンに積み換えるか。
溶接は単純作業ではないけどその反面、溶接ができたらエンジンは復活する。
一方、積み換えは単純作業だけど年式で電気系統も少し違っていてそれらの確認やひょっとしてハーネスも換える必要があるかも知れない。
そもそも長期間保管してきたエンジンがすんなり掛かるかも分からない。
・・・と言うことで溶接で直すことにした。
金曜日に割れが発覚。
土曜日にガレージを整理して日曜は午後まで阪急レールウェイフェスティバルに行っていて、実際に作業できるのは日曜の夕方から。
明日からまた通勤で使わなければならないので、限られた時間で修理しなければならない。
ということで、普通ならネジ山の部分も肉盛りしてやり直しますが、それをするとネジ穴の位置出しや、垂直に穴あけやらが伴って時間が掛かるので
今回は割れたピースをそのまま使って修理することにしました。
とりあえず剥離剤で塗装を剥がして脱脂。
破断は弾性域を越えてのことなので、伸びた分だけピースはぴっちり合わず、これもネジ山が僅かにずれてます。
幸いボルトは抵抗なく入ってくれています。
溶接のトーチが4mで今まではバイクリフトまではちょっと短かくて、かといってリフトの横に置いておくのも邪魔。
ということで移動できるように溶接機のラックを作ったわけで、今回ラックを作って初めての使用。
トーチだけでなくリモコンも近くまで引っ張ってこれて、作業性が改善されて良かったです。
ネジ山を生かしておくためにイモネジを挿入してネジ山が溶け落ちるのを防ぎました。
外形の成型も一切なし。
取り付け面の面だしだけの超割り切り。
マーカーペンで印を付けてベルトグラインダーで仕上げるだけ。
いつもなら嫌になる手抜きも、通勤号という免罪符のおかげで魂を込めずに妙に気楽な気持ちでやれました。
一応完成。
ボルトを締めてみたら、さすがに柔い。
ヘリサートを入れるためにタップの下穴も垂直にあけなければならないけど、こういった修理は機械加工も困難。
手作業になるので誤差が乗ってそれなりにしか出来ずに楽しくない。
一応3回くらいに分けて徐々に広げていったけど、それでもドリルが食いつく瞬間は振られるので、絶対的な精度は期待出来ない。
慎重に作業しても悔いが残る作業なのに今回は特別なにも感じない。
ヘリサートが効いて締め付けのトルク感が得られたのでOK・・・みたいな感じ。
予備のマフラーを取り付けておしまい。
夕方5時くらいから初めて終わったのが8時くらい。
溶接で余計な熱を加えたので“おまじない”的にオイルをもう一度交換してあげた。
ヴェクスター125。
12万1700キロ。
色々あります。
不快な振動も消えたのでこの割れが原因だったようです。
ではまた
駆動ベルトやオイルを変え気持ち的にもスッキリし、ウエイトローラーの動きも良くなって加速も高回転で引っ張ってくれて
8万キロを超えたエンジンとは思えないくらい、おっさんバイクにしては
でもエンジンの振動の原因はつかめきれてなくて、どこかにまだ原因が残っていて、こちらはスッキリしない。
おまけに排気漏れによる変な音も出勤の度に度に大きくなっていってて、スッキリしない点は点はまだまだ。
ゴールデンウィーク明けの週末の金曜日の朝。会社に着く頃にはさすがに恥ずかしくなるくらいの音になっていた。
とにかく通勤車両なので、あまり手間を掛けたくないというのが本音なヴェクスター。
なのでお手軽に耐熱パテでも使ってマフラーに空いた穴を塞ごうかなんて考えながら会社の駐輪場でマフラーを見てみたら・・・・
「穴」では無く割れてました。
トホホ・・・です。
見た目も何か変で、マフラーが内寄りに寄っている。
おまけに触るとグラグラして、タイヤの側面を見たら擦れた痕が残っていた。
よく見たらマフラーを固定するエンジン側の取り付け部(ボス?)が割れてる。
ダメだこりゃ
お手軽に治そうといういう目論見が一瞬で消え去った。
嗚呼、悲し。
仕事中、どうやって帰ろうか悩んだ。
さすがにタイヤの側面に擦りながら走るのはまずい。
悩んでだあげくの応急処置がこれ。
アルミの端材をホースバンド縛って添え木風にしてみた。
とりあえず、グラツキはおさまった。
何とか帰り着き添え木を外してみたら、更に破断箇所が増えていた。
溶接で繋ごうかと思っていたけど、錆びは予想以上に進んでいて腐ってそれどころではない。
エンジン側の固定箇所は二箇所。
腐って割れたエキパイが千切れないか見たら中に細いパイプがあって、完全に分離していなかった。
マフラーを外すと割れた片割れが付いてきた。
この前の転倒がマフラー側だったので、それが仇となったのかもしれないがエキパイが朽ちてなかったら割れるまでは行かなかったのかもしれない。
排気漏れしていないからと放っておいたら“あきません”的なトラブル。
そう言えばアドレスV125も途中から、ここの部分が強化されてボルトも太くなっていた。
初期のバカっ速いエンジンとパワーダウンした後継車両との見分けがここだとバイク屋の店長が言っていた。
修理方法は二つ。
溶接で直すか予備のエンジンに積み換えるか。
溶接は単純作業ではないけどその反面、溶接ができたらエンジンは復活する。
一方、積み換えは単純作業だけど年式で電気系統も少し違っていてそれらの確認やひょっとしてハーネスも換える必要があるかも知れない。
そもそも長期間保管してきたエンジンがすんなり掛かるかも分からない。
・・・と言うことで溶接で直すことにした。
金曜日に割れが発覚。
土曜日にガレージを整理して日曜は午後まで阪急レールウェイフェスティバルに行っていて、実際に作業できるのは日曜の夕方から。
明日からまた通勤で使わなければならないので、限られた時間で修理しなければならない。
ということで、普通ならネジ山の部分も肉盛りしてやり直しますが、それをするとネジ穴の位置出しや、垂直に穴あけやらが伴って時間が掛かるので
今回は割れたピースをそのまま使って修理することにしました。
とりあえず剥離剤で塗装を剥がして脱脂。
破断は弾性域を越えてのことなので、伸びた分だけピースはぴっちり合わず、これもネジ山が僅かにずれてます。
幸いボルトは抵抗なく入ってくれています。
溶接のトーチが4mで今まではバイクリフトまではちょっと短かくて、かといってリフトの横に置いておくのも邪魔。
ということで移動できるように溶接機のラックを作ったわけで、今回ラックを作って初めての使用。
トーチだけでなくリモコンも近くまで引っ張ってこれて、作業性が改善されて良かったです。
ネジ山を生かしておくためにイモネジを挿入してネジ山が溶け落ちるのを防ぎました。
外形の成型も一切なし。
取り付け面の面だしだけの超割り切り。
マーカーペンで印を付けてベルトグラインダーで仕上げるだけ。
いつもなら嫌になる手抜きも、通勤号という免罪符のおかげで魂を込めずに妙に気楽な気持ちでやれました。
一応完成。
ボルトを締めてみたら、さすがに柔い。
ヘリサートを入れるためにタップの下穴も垂直にあけなければならないけど、こういった修理は機械加工も困難。
手作業になるので誤差が乗ってそれなりにしか出来ずに楽しくない。
一応3回くらいに分けて徐々に広げていったけど、それでもドリルが食いつく瞬間は振られるので、絶対的な精度は期待出来ない。
慎重に作業しても悔いが残る作業なのに今回は特別なにも感じない。
ヘリサートが効いて締め付けのトルク感が得られたのでOK・・・みたいな感じ。
予備のマフラーを取り付けておしまい。
夕方5時くらいから初めて終わったのが8時くらい。
溶接で余計な熱を加えたので“おまじない”的にオイルをもう一度交換してあげた。
ヴェクスター125。
12万1700キロ。
色々あります。
不快な振動も消えたのでこの割れが原因だったようです。
ではまた