※現在休業中のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/b2/8cda443db8e2167d1726892f97f94edc.jpg)
温泉ファンのアンテナが反応する施設は、えてして一般受けしない場合が多いものですが、ここはその典型。国道47号沿いの好立地にもかかわらず、開いているのかいないのか判別の難しい冴えない外観もさることながら、文字が落ちて「レス ノウ 」と訳のわからない有様を晒したままのボロい看板が、ほとんどの一般客の足を遠ざけてしまうこと必至かと思います。でも多くの温泉ファンがこちらのお湯を絶賛しているので、高ぶる好奇心を抑えられず、行ってみることにしました。隣には自炊旅館の星沼山荘を併設。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/84/8347ba728a1e39f1ce06ab6f4d27f2a3.jpg)
源泉の多い中山平はあちこちで湯煙が上がっていますが、ここも例外ではなく、土が剥き出しの駐車場内では3ヶ所から湯気が上がっています。櫓が組まれてお風呂で使われているものもあれば、無造作に捨てられているものもあり、そんな雑な扱い方がB級施設らしく、また源泉豊富な土地柄らしいところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ec/e1c558971af5e13b74d1afb3ab37ed77.jpg)
玄関へ上がる階段では、コンクリートが割れた隙間からもお湯が滲み出ており、その流路は硫黄分の付着によるものか黒い筋ができ、お湯によって辺りは自然に融雪されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/81/241b210aa65d9c9b1ce418be2d197e58.jpg)
レストハウスという名前ですが、食堂の営業はとうの昔にやめてしまったようで、専ら入浴施設と温泉タマゴ製造業として活路を見出しているご様子。雑然とした館内には所狭しと鶏卵の段ボールが積まれ、その隅に置かれたカウンターで包装紙にくるまれた温泉卵が売られていました(多くは業務用として卸しているんだと思います)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/4c/b7577c563428f4c1cb0e1f51625f6166.jpg)
浴室(男女別)には三角形の浴槽がひとつ。一応カランはあるものの、うち一つは湯船に水を注入するホースがつながれているので、実質的にはひとつだけ(その一つも使えるかどうか…)。石の湯口からはえらく熱いお湯が注がれています。投入量はかなり絞られていますが、これは源泉温度が熱すぎるためでしょう。
お湯の見た目について、分析表には「灰褐色濁り」と記されていましたが、そんな感じではなく、ごく薄い黄色の透明でした。弱いタマゴ味+重曹味+甘味+ほろ苦味、硫黄臭+インクのような油臭が感じられます。
特筆すべきは浴感。これぞ中山平のうなぎ湯というべき強いヌルヌルスベスベ感は、病みつきになってしまいそう。入浴した人は絶対に肌をさすりたくなるはず。強いアルカリ性の重曹泉であることがヌルヌルをもたらしているのかと思いますが、炭酸水素イオンは170.0mg/kg(18.70ミリバル%)と意外にもそんなに多いわけではなく、そのかわり炭酸イオンが153.7mg/kg(34.32ミリバル%)と陰イオンで一番多い比率であることは面白いところです。重曹のおかげで湯上がりはすっきりさっぱり。そしてホッコリ。施設は思いっきり鄙びていますが、お湯は非常に良質なので、まさにマニア向け。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/5c/f58cb5ae49e80378b0b76530a829ddc1.jpg)
お風呂の窓から外を見下ろすと看板の反対側が見えました。こちらは文字の落ち方がもっとひどく「 ス ハ ス」になってます。これじゃ名前が全然推測できませんね。思わず笑っちゃいました。
8号地1号源泉
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 98.2℃ pH9.6 溶存物質1173.0mg/kg 蒸発残留物1663mg/kg
JR陸羽東線・中山平駅より徒歩15分(1.3km)
宮城県大崎市鳴子温泉星沼15-15 地図
0229-87-2345
営業時間・休業日など不明
300円
備品類なし
私の好み:★★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/d8/01808f7b89f74cfa40ee7bff1be536bd.jpg)
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温泉ファンのアンテナが反応する施設は、えてして一般受けしない場合が多いものですが、ここはその典型。国道47号沿いの好立地にもかかわらず、開いているのかいないのか判別の難しい冴えない外観もさることながら、文字が落ちて「レス ノウ 」と訳のわからない有様を晒したままのボロい看板が、ほとんどの一般客の足を遠ざけてしまうこと必至かと思います。でも多くの温泉ファンがこちらのお湯を絶賛しているので、高ぶる好奇心を抑えられず、行ってみることにしました。隣には自炊旅館の星沼山荘を併設。
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源泉の多い中山平はあちこちで湯煙が上がっていますが、ここも例外ではなく、土が剥き出しの駐車場内では3ヶ所から湯気が上がっています。櫓が組まれてお風呂で使われているものもあれば、無造作に捨てられているものもあり、そんな雑な扱い方がB級施設らしく、また源泉豊富な土地柄らしいところ。
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玄関へ上がる階段では、コンクリートが割れた隙間からもお湯が滲み出ており、その流路は硫黄分の付着によるものか黒い筋ができ、お湯によって辺りは自然に融雪されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e9/67ab5568d26d9971c216c34ee4cb1673.jpg)
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レストハウスという名前ですが、食堂の営業はとうの昔にやめてしまったようで、専ら入浴施設と温泉タマゴ製造業として活路を見出しているご様子。雑然とした館内には所狭しと鶏卵の段ボールが積まれ、その隅に置かれたカウンターで包装紙にくるまれた温泉卵が売られていました(多くは業務用として卸しているんだと思います)。
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浴室(男女別)には三角形の浴槽がひとつ。一応カランはあるものの、うち一つは湯船に水を注入するホースがつながれているので、実質的にはひとつだけ(その一つも使えるかどうか…)。石の湯口からはえらく熱いお湯が注がれています。投入量はかなり絞られていますが、これは源泉温度が熱すぎるためでしょう。
お湯の見た目について、分析表には「灰褐色濁り」と記されていましたが、そんな感じではなく、ごく薄い黄色の透明でした。弱いタマゴ味+重曹味+甘味+ほろ苦味、硫黄臭+インクのような油臭が感じられます。
特筆すべきは浴感。これぞ中山平のうなぎ湯というべき強いヌルヌルスベスベ感は、病みつきになってしまいそう。入浴した人は絶対に肌をさすりたくなるはず。強いアルカリ性の重曹泉であることがヌルヌルをもたらしているのかと思いますが、炭酸水素イオンは170.0mg/kg(18.70ミリバル%)と意外にもそんなに多いわけではなく、そのかわり炭酸イオンが153.7mg/kg(34.32ミリバル%)と陰イオンで一番多い比率であることは面白いところです。重曹のおかげで湯上がりはすっきりさっぱり。そしてホッコリ。施設は思いっきり鄙びていますが、お湯は非常に良質なので、まさにマニア向け。
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お風呂の窓から外を見下ろすと看板の反対側が見えました。こちらは文字の落ち方がもっとひどく「 ス ハ ス」になってます。これじゃ名前が全然推測できませんね。思わず笑っちゃいました。
8号地1号源泉
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 98.2℃ pH9.6 溶存物質1173.0mg/kg 蒸発残留物1663mg/kg
JR陸羽東線・中山平駅より徒歩15分(1.3km)
宮城県大崎市鳴子温泉星沼15-15 地図
0229-87-2345
営業時間・休業日など不明
300円
備品類なし
私の好み:★★★