温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

木造駅の切符

2011年01月27日 | 青森県
今回の記事にも温泉の話題は出てきませんので悪しからず。


先週「北東北・函館フリー乗車券」で北海道の道南温泉めぐりをした際、「せっかく北にいるんなら、こっちにもおいでよ」と津軽に住む知人の招きを受けたので、帰りに津軽海峡を越えて青森県西津軽郡の某所へ寄ったのですが、ちょうどその最寄駅が遮光器土偶「シャコちゃん」でおなじみの木造駅だったので、この駅で帰りの新幹線の切符を購入することにしました。
みどりの窓口(マルス端末)はありませんが、出札窓口が開いています。


この駅は簡易委託駅で改札業務はつがる市の職員さんと思しき方が任務にあたっていますが、私が乗った五能線の列車が木造駅へ到着し、集札業務が終わると、職員のおじさんは窓口へ戻らずにさっさと待合室のソファーに腰かけ、そこに置かれているテレビに釘付けになってしまいました。これはなかなか声がかけにくい状況だ…。
でも意を決して「すいません。指定席券をお願いしたいのですが」と声をかけると、すぐに立ち上がって快く対応してくださいました。もしかしたら「リゾートしらかみ」以外の指定券は受け付けないんじゃないかしらと余計な心配をしていたのですが、「新青森からの新幹線なんですが大丈夫ですか」と確認したところ、むしろ大歓迎だと言わんばかりに大丈夫ですよとのご返答。「明日の東京行の最終で…」と伝えて、列車の名前などを申し出ようとしたところ、職員氏は即座に「はいはい、はやて42号、新青森発19:33ですね」と立て板に水で、私が言いたかったことを先回りしてくれました。もしかしたら木造駅では意外と新幹線の切符も売れているのかもしれません。



(↑画像クリックで拡大)
職員氏はごく普通の家電のコードレスホンでマルス指令(だと思われる)へ電話をかけますが、なかなかつながらず、15分程待ってようやく席を確保することができました。これがその切符です。上述の通り、マルス端末が無いため、料金補充券での発券となります(それが目的でこの駅で発券してもらっているわけですけどね)。職員氏も料補は書き慣れているご様子。「新青森」はスタンプが用意されているので、新幹線の切符の需要がそれなりにあるってことなんですね。事務管コードは記入されていませんが、こちら(客)としてはあってもなくても問題なく乗れるわけですし、そもそも面倒な作業をお願いしているので文句は言えません。
なお、今回は奮発してグリーン車を選びましたが、その理由は、ちょうど乗車日が「大人の休日倶楽部会員パス」の適用期間であったため、(失礼ですが)騒々しい中高年のグループ客を避けたかったことにあります。「大人の休日倶楽部」効果は相当大きいらしく、先週末の青森駅は中高年観光客で大混雑。新青森駅の何軒かのお土産屋さんに聞いても、多くが「大人の休日倶楽部」利用者だったそうです。中高年、おそるべし…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯ノ岱駅の切符

2011年01月27日 | 北海道
今回の記事に温泉は登場しませんので悪しからず。


 
先日仕事をサボって「北東北・函館フリー乗車券」で道南の温泉を巡ったのですが、その際に立ち寄った江差線の湯ノ岱駅で久しぶりに目にする切符を入手しました。

 
この日は上ノ国駅から木古内行4175Dに乗車、湯ノ岱駅へ定刻通りに到着。駅では私一人が降りただけでした。
こんな豪雪なのに定時運行なんですから雪国の鉄道は逞しいもんです。画像には2人の男性が小さく写っていますが、一人は列車の運転士で、もう一人は駅員さん。江差~湯ノ岱はスタフ閉塞なので、通票を手渡しているところです。列車は定時の10:58に出発。駅員さんは雪降る中、直立不動で車両の姿が見えなくなるまで列車を見守っていました。

 
さてこの湯ノ岱駅は、硬券の入場券や軟券常備券・料金補充券を発行してくれる今どき珍しい駅として鉄道切符蒐集家ではかなり有名なんだそうです。これは旅の記念になるぞ…。たしかにみどりの窓口はないものの、ちゃんと出札窓口は開いていましたので、駅員氏に「特急の自由席券は買えますか?」と訊いてみたところ、けんもほろろに「ダメ」との返答。私がこの駅を降りた目的は湯ノ岱温泉「上の国町・国民温泉センター」に行くことでして、キップはついでに買えたらいいな、程度の意識でしたから、まぁダメでも仕方ないやと落胆することもなく、さっさと温泉へと歩き出そうとしたら、「木古内~函館だったらいいよ」とのこと。ちょうど木古内→函館の自由席特急券が欲しかったところなので、これ幸いと発券してもらうことにしました。ただこの時は除雪車を動かすための業務が忙しいので、手続きは温泉から帰ってきてから改めてお願いすることとなりました。

(湯ノ岱温泉「上の国町・国民温泉センター」については、また後日レポートします)



(↑画像クリックで拡大)
これがその湯ノ岱駅で発行された料金補充券による「木古内→函館の自由席特急券」です。手書きの切符って味があっていいですね。事務管コードもちゃんと記入されています。駅員さんも実に手慣れた様子でさらさらと記入していました。


(↑画像クリックで拡大)
ついでに入場券も購入。地方の中小私鉄ならば硬券が結構現役だったりしますが、JRでは今やかなり珍しいのではないかしら(北海道では意外と残っているらしいですが)。
この入場券、なんだかちょっと斜めに印刷されている気がします。日付はダッチングではなく、文房具の日付スタンプでした。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする