※残念ながら現在は閉鎖されております。
久しぶりに再訪しました。以前もこの温泉を取り上げていますが、私の大好きなお湯なので改めて書かせていただきます。
この手の共同浴場はいつ閉鎖されるかわからないので、まだちゃんと開設されていて安堵しました。外観も内部も以前のまんま。嬉しいですね。本来は地元民のための浴場にもかかわらず、
訪問時には先客の方から笑顔で「どうぞゆっくり入っていって」と声をかけてくださいました。その一言がどれだけありがたいことか!
コンクリの浴槽は4~5人サイズ。浴槽や洗い場は金気で赤茶色に染まっています。湯口のバルブも以前のままでした。窓サッシの桟には使い古したT字カミソリが沢山置かれて、残念ながらちょっと汚らしい印象を受けました(もっとも、常連さんのためのお風呂なので、余所者の私にとやかく言う筋合いはないのですが)。
貝汁濁りで浴槽の着色の影響か若干瀝青色に見えます。薄い出汁味+塩味+弱金気味+炭酸味、弱金気臭+ガスみたいな硫黄的匂いが微か。相変わらず夥しい泡つきで感激。ちょっと引っかかりが混じるもののツルツルスベスベとっても肌触りの良い浴感。ぬるいのでどうしても長湯したくなっちゃいます。特に寒い時期には長湯しないと体が温まらないでしょうね。常連さんも「ここはぬるいのが難点だよな」と仰っており、この時私は皆さんとともに1時間以上出ることなくお湯に浸かり続けていました。気持ちよいお湯なので、いつまでも浸かっていたくなります。
しかしそのぬるさゆえ、気温の低い日の場合、開設時間まえにお湯を張るべくバルブを開いてお湯を貯めても、浴槽が冷え切っているため、お湯が冷めちゃってちっとも温かくならず、入浴できる温度に達するまでにはかなりの時間を要するんだとか。また、この温泉は開設日や時間がかなり限定されているため、訪問がなかなか難しいことで知られていますが、それは湧出量が限られているためで(この事実も皆さんご存知かと思います)、20年前には大量に湧出していたお湯も年を経るに従い漸減し、その後260m強ボーリングし直して再び温泉を得ることに成功したのですが、やはりこの新源泉も徐々に湧出量が減ってしまい、常時汲み上げていたのではすぐに枯れてしまうため、やむを得ず夕方のみの開設とし、週3日の休業日を設けたんだそうです。それでも日曜の夜にはお湯が止まってしまうこともあるそうで、どうやらこの温泉は先行きに暗雲が立ち込めている模様。
マニアの心を掴んで離さない、掘っ立て小屋に湧くこのお湯。果たしていつまで入り続けることができるのでしょうか。
(↑サムネイルをクリックで拡大)
平成21年11月11日に調査・試験されたばかりの新しい分析表が掲示されていたので、その一部数値を抜粋するとともに、画像も掲載します。
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 38.3℃ pH8.0 68L/min(動力揚湯) 溶存物質4254mg/kg 成分総計4287mg/kg
JR只見線・会津川口駅から徒歩10~15分
福島県大沼郡金山町大字川口字岩下1342 地図
電話なし
金山町ホームページ
16:00~20:00 月・水・金定休
協力金200円以上
備品類無し
私の好み:★★★
久しぶりに再訪しました。以前もこの温泉を取り上げていますが、私の大好きなお湯なので改めて書かせていただきます。
この手の共同浴場はいつ閉鎖されるかわからないので、まだちゃんと開設されていて安堵しました。外観も内部も以前のまんま。嬉しいですね。本来は地元民のための浴場にもかかわらず、
訪問時には先客の方から笑顔で「どうぞゆっくり入っていって」と声をかけてくださいました。その一言がどれだけありがたいことか!
コンクリの浴槽は4~5人サイズ。浴槽や洗い場は金気で赤茶色に染まっています。湯口のバルブも以前のままでした。窓サッシの桟には使い古したT字カミソリが沢山置かれて、残念ながらちょっと汚らしい印象を受けました(もっとも、常連さんのためのお風呂なので、余所者の私にとやかく言う筋合いはないのですが)。
貝汁濁りで浴槽の着色の影響か若干瀝青色に見えます。薄い出汁味+塩味+弱金気味+炭酸味、弱金気臭+ガスみたいな硫黄的匂いが微か。相変わらず夥しい泡つきで感激。ちょっと引っかかりが混じるもののツルツルスベスベとっても肌触りの良い浴感。ぬるいのでどうしても長湯したくなっちゃいます。特に寒い時期には長湯しないと体が温まらないでしょうね。常連さんも「ここはぬるいのが難点だよな」と仰っており、この時私は皆さんとともに1時間以上出ることなくお湯に浸かり続けていました。気持ちよいお湯なので、いつまでも浸かっていたくなります。
しかしそのぬるさゆえ、気温の低い日の場合、開設時間まえにお湯を張るべくバルブを開いてお湯を貯めても、浴槽が冷え切っているため、お湯が冷めちゃってちっとも温かくならず、入浴できる温度に達するまでにはかなりの時間を要するんだとか。また、この温泉は開設日や時間がかなり限定されているため、訪問がなかなか難しいことで知られていますが、それは湧出量が限られているためで(この事実も皆さんご存知かと思います)、20年前には大量に湧出していたお湯も年を経るに従い漸減し、その後260m強ボーリングし直して再び温泉を得ることに成功したのですが、やはりこの新源泉も徐々に湧出量が減ってしまい、常時汲み上げていたのではすぐに枯れてしまうため、やむを得ず夕方のみの開設とし、週3日の休業日を設けたんだそうです。それでも日曜の夜にはお湯が止まってしまうこともあるそうで、どうやらこの温泉は先行きに暗雲が立ち込めている模様。
マニアの心を掴んで離さない、掘っ立て小屋に湧くこのお湯。果たしていつまで入り続けることができるのでしょうか。
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平成21年11月11日に調査・試験されたばかりの新しい分析表が掲示されていたので、その一部数値を抜粋するとともに、画像も掲載します。
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 38.3℃ pH8.0 68L/min(動力揚湯) 溶存物質4254mg/kg 成分総計4287mg/kg
JR只見線・会津川口駅から徒歩10~15分
福島県大沼郡金山町大字川口字岩下1342 地図
電話なし
金山町ホームページ
16:00~20:00 月・水・金定休
協力金200円以上
備品類無し
私の好み:★★★